予選Q1で走行できず、ガレージ内で腕を組み、口元に手を当てて険しい表情を浮かべるアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)、2026年10月10日(土) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ハジャー、怒りの矛先は順位ではなく“未使用ソフトの山”に。「それが一番腹が立つ」メキーズ代表が謝罪

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「今ガレージには、使われないままのソフトタイヤがたくさん残っている。そのことが、一番腹が立つ」

レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、2026年F1第17戦シンガポールGPの予選後、ガレージに残ったタイヤに目を向けて怒りをあらわにした。10月10日(土)のマリーナベイ市街地コースでは、スプリントに続いて予選でも技術的なトラブルに見舞われ、アタックの機会を失った。

修復に感謝も、予選で再びトラブルの悪夢

ハジャーは技術的なトラブルによりスプリントでリタイヤを余儀なくされた。マレーシアで行われた前戦バーレーンGPでも、バッテリーの問題によって表彰台のチャンスを失っており、相次ぐ信頼性トラブルの憂き目に遭っている。

予選に向けては、メカニックがセッション開始までにマシンを修復したことに感謝を示していた。だがその直後、Q1開始早々にギアボックスのトラブルでストレート上に停止。再び動き出して低速でピットに戻ったが、走行を再開できずノータイム22番手に終わった。

チームメイトのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得する一方、速さを示す機会すら得られなかった。

自身に非がないと分かれば結果を受け入れることも幾らか容易になるかと問われても、ハジャーの不満は収まらなかった。

「いや、僕は走りたいんだ。正直、22番手なんてどうでもいい。ただコースに出て、自分の走りがしたいんだ」とハジャーは答えた。

「とにかくコースに出て、他のドライバーと戦いたい」

決勝へPU交換を要求、メキーズは謝罪

オーバーテイクが極めて難しいマリーナベイ市街地コースで、ハジャーは後方からの追い上げを強いられる。すでに最後尾からのスタートが確定しているなか、決勝に向けては新しいパワーユニット(PU)部品一式を投入するよう求めた。

「明日は明らかにそのチャンスだ。今週末は何もかもが壊れているんだから。いったん全部をリセットして、まっさらな状態からやり直す必要がある」

チーム代表のローラン・メキーズは、実際に新しいPUコンポーネントを投入するかどうかを明言しなかったが、「今週末、走行の機会が非常に限られてしまったアイザックには謝罪したい」と語った。

「昨日のスプリント予選と今日のスプリントでの問題を受け、ガレージのスタッフは予選に間に合うようマシンを準備するため、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。だが残念ながら、今度はギアボックスに問題が発生した。現在も調査中だ」とメキーズは説明した。

「後方からのスタートで明日は厳しいレースになるが、彼は今シーズン何度も、どのような課題に対しても正しい姿勢で向き合ってきた。我々は共に戦い、挽回を目指す」


2026年F1シンガポールGP予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール、3番手にルイス・ハミルトンと、その後方をフェラーリ勢が占める結果となった。

決勝レースは日本時間10月11日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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