
フェルスタッペンはなぜソフトを履かなかったのか? 初日制覇ならず4番手、ライバルはレッドブルを警戒
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年F1第16戦バーレーンGPのフリー走行2回目(FP2)で、ソフトタイヤによる予選シミュレーションを意図的に見送った。初日の完全制覇すら期待されただけに、この判断は注目を集めた。
何故ソフト使用を見送ったのか?
マレーシアGPの最後の開催となった2017年に同じセパン・インターナショナル・サーキットで優勝したフェルスタッペンは10月2日(金)、9年ぶりのセパン連勝を予感させる走りを見せた。
フリー走行1回目(FP1)ではジョージ・ラッセル(メルセデス)に約0.4秒差をつけて首位に立った。一方、FP2ではミディアムタイヤのみを使用し、ソフトでアタックした首位シャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.257秒差の4番手にとどまった。
ソフトでの予選シミュレーションを控えた理由について、フェルスタッペンは「雨が降ってくるかもしれなかったから、その場合に備えてロングランをやっておきたかったんだ」と説明した。
ただ、最終的には懸念された雨が降ることはなく、セッションは最初から最後までドライコンディションで進んだ。
セパンはただでさえ高温多湿で知られているが、国際自動車連盟(FIA)は週末に先立ちヒートハザードを宣言。週末を通して連日、暑さ指数が35℃を超える予想となっている。
加えて、もともと荒い路面は経年劣化が進んでおり、砕けた路面がコース上に積もるなど、初日は非常に滑りやすいコンディションとなった。
タイヤにとって厳しい条件が重なる中、決勝に向けてデグラデーションを把握するうえでも、ロングランはチームにとって非常に重要だった。
フェルスタッペンは、「まずまずのスタートだったと思う。でも難しいね。路面温度が本当に高いし、デグラデーションも大きい。理解しなきゃならないことが山積みだ。でも、これまでのところはポジティブだ」と初日を振り返った。
ピアストリ「かなり速そう」レッドブルを警戒
初日を6番手で終えたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)もレッドブルの速さに注目している。
「トップ4チームはかなり接近しているように見える」とピアストリは語った。
「レッドブルは一日を通してかなり速そうに見えた。メルセデスもところどころで力強いペースがあったように思うし、もちろん、フェラーリもかなり良かった」
「みんなそれぞれ、ある程度競争力を見せる時間帯があった感じだ。僕らはほんの少し遅れを取っているように思うけど、FP1と比べたらかなり前進できたし、この調子でいければと思ってる」
ソフトタイヤでのラップをまとめられず、7番手で初日を終えたジョージ・ラッセル(メルセデス)も「現時点では、1周の速さではフェルスタッペンが一番速そう」と分析した。
2026年F1バーレーンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)を0.099秒差で退けた。3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。
FP3は日本時間10月3日(土)13時30分から、公式予選は同17時から1時間に渡ってマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。