
アルピーヌF1、コラピント同士討ちを受け“措置”を検討…「非常にお粗末」ブリアトーレが辛辣批判
アルピーヌF1チームは、フランコ・コラピントが引き起こした同士討ちを受け、「どのような措置を講じるべきかを検討」する方針だ。エグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、貴重なチャンピオンシップ・ポイントを失ったとして厳しく批判し、再発防止に向けて然るべき措置を検討する意向を示した。
単なる警告なのか、チーム内規定の整備なのか、報酬の減額なのか、あるいは1戦の出場停止といったさらに踏み込んだ処分を科すのか。アルピーヌがどのような「措置」を採るのか、現時点では明らかになっていない。
「非常にお粗末」コラピントに厳しい批判
9月26日(土)にバクー市街地コースで行われた2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝で、コラピントはセーフティーカー(SC)明けのターン1でロックアップ。チームメイトのピエール・ガスリーに衝突し、ランド・ノリス(マクラーレン)も巻き込んで3台がリタイヤした。
ブリアトーレは、リスタートという混乱が生じやすい状況を踏まえた判断ができておらず、「非常にお粗末」だったとコラピントを厳しく批判した。
「フランコ(コラピント)が全面的に責任を認めていることは把握しているし、そうすべきだ。実際、当時のレースの状況やセーフティーカー明けだったことを考えれば、彼のブレーキングはあまりに遅かった」
「彼ほどの経験を持つドライバーとしては、非常にお粗末な動きだった」
この一件についてコラピントは、ブレーキを踏んだ瞬間にロックアップしてクルマの制御を失ったと説明し、「酷いミス」だったと認めた。スチュワードはコラピントに対して、次戦での5グリッド降格ペナルティを科す決定を下した。
すでに謝罪したコラピントに続き、ブリアトーレは「レースを台無しにしてしまった」と語り、チームとして改めてノリスとマクラーレンに謝罪した。
同士討ちでノーポイント、チーム内措置検討へ
事故以前の段階で、アルピーヌは2台ともがポイント圏内を走行していた。ガスリーは7番手、コラピントは10番手。そのままの順位でレースを終えていれば、コンストラクターズ選手権5位を争うレーシング・ブルズとの差を2ポイントまで縮める可能性があった。
だが、アルピーヌがノーポイントに終わった一方、今回の同士討ちはライバルに入賞の機会をもたらした。
アーヴィッド・リンブラッドは、同じリスタートでチームメイトのリアム・ローソンに追突しながらもペナルティを受けずに7位でフィニッシュ。レーシング・ブルズはアルピーヌとの差を15ポイントに広げた。
「選手権争いで貴重なポイントを失ったと分かっているだけに、今日の結果には当然、非常に失望している」とブリアトーレは述べた。
「こうした事故は起きてはならないものだ。特に、2台ともがポイント圏内で順調に走っていたのだから。チーム、そして週末を通して素晴らしい仕事をしていたピエール(ガスリー)のことを思うと、本当に残念だ」
今後の対応については、即断を避けながらも検討する意思を明確にした。
「この件については時間をかけて振り返り、どのような措置を講じるべきかを検討したい。一件から学び、今後こうした状況を避けられるようにするためだ」
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで今季3勝目を飾った。マックス・フェルスタッペンが2位、アイザック・ハジャーが3位に入り、レッドブル・レーシングがダブル表彰台を獲得した。
マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦バーレーンGPは、10月2日(金)のフリー走行1で幕を開ける。