
キャデラックF1、技術陣を大幅強化。レッドブル元設計責任者らベテラン3名を採用
キャデラックは2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPの初日を迎えた9月24日(木)、F1の強豪チームで経験を積んだベテラン技術者3名の採用を発表した。レッドブルで20年を過ごしたクレイグ・スキナーを開発担当チーフエンジニアに迎え、空力部門にも2人を起用。技術陣を大幅に強化する。
レッドブルの元設計責任者スキナーが加入
スキナーは、レッドブルが常勝チームへと成長する過程を技術面で支えてきた人物だ。チーフデザイナーとして、2023年のチャンピオンマシン「RB19」の設計を主導したことでも知られる。
キャデラックでは、最高技術責任者(CTO)を務めるニック・チェスターの下で、「開発工程全体の技術的な方向性を示し、マシンのコンセプトから空力設計、解析、実際の形にするまでの各工程をつなぐ役割」を担う。
今回の人事について、新たにチーム代表に就いたマルチン・ブドコウスキーは「チームが技術面で進化していくうえで、極めて重要な一歩だ」と述べた。
ブランダンとリーン起用、空力部門を大幅強化
空力責任者にはエリック・ブランダンを起用する。フェラーリとメルセデスで空力部門の要職を歴任し、アストンマーティンでは当時のテクニカルディレクター、ダン・ファローズの下で副テクニカルディレクターを務めたが、エイドリアン・ニューウェイ主導の技術部門再編に伴い、チームを離脱した。
空力モデリング&シミュレーション担当チーフエンジニアには、ティム・リーンを迎える。マクラーレン、レッドブル、フェラーリで通算20年の経験を持つベテランで、キャデラックではブランダンの下で働く。
ブドコウスキーは「開発、空力、モデリングの各分野で経験豊富なリーダーを迎えることで、より緊密に連携する強い技術チームを作ることができる。そしてそれは、サーキットでのパフォーマンス向上につながる」と語った。
「クレイグ(スキナー)、エリック(ブランダン)、ティム(リーン)は、我々の長期的な開発の中核となる分野に、レースでの勝利とタイトル獲得の経験をもたらしてくれる人材だ」
3人は今後数カ月のうちにチームに合流する予定だ。