移籍説が渦巻くなか、代理人がフェルスタッペンの意向を明言…契約解除条項にも言及

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マックス・フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・ファルムーレンが、2026年F1第10戦ベルギーGPを前に、オーストリアのメディア『oe24』の電話取材に応じ、4度のF1王者の将来をめぐる現状を明かした。

マクラーレンを筆頭に、ライバルチームへの移籍を煽る根拠の乏しい憶測が絶えないなか、ファルムーレンは、フェルスタッペンがレッドブルでの取り組みを最後までやり遂げたいと考えていると語った。

「いろいろなことが書かれているが、真実は、マックス(フェルスタッペン)がレッドブルでの取り組みを最後までやり遂げたいと考えているということだ。彼には2028年までの契約があり、それを全うしたいと思っている」

憶測を呼んだアムステルダム会合写真の真相

噂に拍車をかけたのは、先週アムステルダムで撮影された1枚の写真だった。そこには、ファルムーレンが、かつてレッドブルの中枢を担ったヘルムート・マルコと語り合い、フェルスタッペンの父ヨスが見守る姿が写っていた。

幾つかの興味深い点を含むこの写真について、ファルムーレンはマルコと全く同じ説明を口にした。

「あれは以前から予定されていた私的な会合だった。それに、マックス(フェルスタッペン)の妹の結婚式もあった」

マックスの2歳年下の妹にあたるヴィクトリアさんの結婚式には、マックスやヨスはもちろん、マックスのパートナーであるケリー・ピケや娘のリリーちゃん、ペネロペちゃんらが参加した。ヨスがSNSに公開した写真には、感極まって涙を流す元F1ドライバーの姿があった。

解除条項「必ずしも行使するとは限らない」

現在ドライバーズ選手権7位に沈むフェルスタッペンの契約には、サマーブレイク時点で同選手権の2位以内にいなければチームを離脱できる解除条項が含まれているとされ、現時点では、その発動条件を100%満たす状況だ。

ファルムーレンは、この条項の存在を認めつつも、積極的に行使する意思がないことを示唆した。

「その条項があるからといって、必ずしも行使するとは限らない。過去数年も行使できたが、そうはしなかった」

ファルムーレンがフェルスタッペンの意向を明言し、契約解除条項の行使に前のめりでない姿勢を示したことは、2026年末限りでのレッドブル離脱の可能性がゼロになったことを意味するものではないが、それでも残留の可能性を高めるものといえる。

自社製PUへの手応えと今季初勝利への勝機

今週末は伝統のスパ・フランコルシャンで、フェルスタッペンにとって第2の母国レースとなるベルギーGPが開催される。

今季のフェルスタッペンは第8戦オーストリアGPでの2位が最高で、今シーズンはまだ表彰台の頂点に立っていない。だが、ファルムーレンは、フェルスタッペンが今季中に勝利できると考えている。

「おそらく今回のスパではない。だが、ブダペストとザントフォールトではチャンスが高まるはずだ」

その根拠としてファルムーレンは、エンジンの仕上がりを挙げた。

レッドブルが今季から自陣営で開発を進めるレッドブル・フォード・パワートレインズ製のパワーユニット(PU)について、ファルムーレンは「多くの人が予想していたよりも優れている」と評価した。