”極秘”に見えぬ1枚の写真。憶測を呼ぶフェルスタッペン陣営との三者会談、マルコが語る真相と残る謎

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のマネージャーを務めるレイモンド・ファルムーレンおよびフェルスタッペンの父ヨスとの会談について、レッドブルの元モータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコが、その目的を明かした。

オランダの首都アムステルダムで撮影されたとされる3名が写った1枚の写真をめぐり、一部のメディアはフェルスタッペンの去就と結びつけて報じた。だが、マルコはオーストリアのニュースサイト『oe24』に対し、単に個人的なものだったと説明した。

「あれは以前から決まっていたプライベートな訪問だった。私は年に一度、フェルスタッペン家を訪ねている。それに、ヨスの娘が結婚したんだ」

マルコが言及したのは、マックスの2歳年下の妹にあたるヴィクトリアさんを指す。

会談写真が示す興味深い点

オランダ紙『De Telegraaf』の記者エリック・ファン・ハーレン氏がソーシャルメディアで公開した例の写真は、いくつかの興味深い点を含んでいた。

この写真には、レンガ造りの建物に囲まれた屋外テラスで、3人の男性が丸テーブルを囲んで会話する様子が写っている。ファルムーレンが身ぶりを交えて話し、隣のソファに座るマルコと椅子に座るヨスが、それに耳を傾けているように見える。

マルコはすでにレッドブルでのかつての役職を離れているが、今もフェルスタッペンとその周りの人々にとっての重要な相談相手とみなされている。

撮影者は明らかにされていない。だが、至近距離から広角で撮影された構図からは、会談に参加した3人の関係者、あるいは近い筋が撮影した可能性が高いことが読み取れる。3人が撮影者の存在を認識していなかったとは考えにくい。

加えて、通り沿いから見える屋外という場所を踏まえても、「極秘会談」といった類いのものではなく、当事者たちに秘匿する意思は感じられない。機密事項について密かに話し合いたいのであれば、通常、多くの人の目につく公共の場所を選ぶことはない。

この写真がどのような経緯でファン・ハーレン氏の手に渡り、公にされたのか、そして誰の判断によるものだったのかは明らかになっていないが、意図せず表に出たという可能性は極めて低いと考えるのが妥当だろう。

いずれにせよ、ファン・ハーレン氏がこの写真に「何が話し合われたのかは分かっていない。フェルスタッペンのF1での将来には大きな注目が集まっているが、その点についてもまだ明確な情報はない」と添えたこともあってか、去就騒動が一部でさらに過熱したことは確かだ。

あくまでも一般論ではあるが、ドライバーの去就をめぐる交渉の局面では、こうした情報が漏れ伝わること自体が一定の役割を担うことになる。

実際に移籍する意思がなくとも、移籍が現実味を帯びているとの認識が形成されるだけで、チーム側に対して契約条件の面で譲歩を迫ることが可能となる。チームの現体制に不満がある場合、経営陣に対して人事や運営方針の変更を迫ることもできる。

契約解除条項、過熱する移籍の憶測

1枚の写真が憶測を呼んだ背景には、RB22の競争力不足、リアウイング問題をめぐるフェルスタッペンのチームに対する批判的な発言、フェルスタッペンの契約をめぐる状況、そしてマクラーレンを筆頭とする他チームへの移籍に関する憶測などがある。

広く報じられているところによれば、フェルスタッペンの契約には、サマーブレイク時点でドライバーズ選手権の2位以内にいなければチームを離脱できる解除条項が含まれているとされ、現時点では、その発動条件が100%満たされる状況となっている。

複数の報道によれば、フェルスタッペンが実際にこの条項を行使する場合、遅くとも10月までにチームに対してその意思を伝える必要があるとされており、その時点までは条件面を巡るレッドブルとの交渉や、他チームとの接触が続く可能性が考えられる。

さらに、マネージャーを務めるマーク・ウェバーが「数多くの作り話が書き立てられている」と全面的に否定するに至ったように、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)とのトレード移籍をめぐる憶測も過熱している。