角田裕毅、ニューウェイ渾身のRB17初走行「これまでで最高クラスのサウンド」

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レッドブルのテスト兼リザーブドライバーを務める角田裕毅が7月10日(金)、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で、レッドブルのV型10気筒ハイパーカー「RB17」のステアリングを握り、名物のヒルクライムでデモ走行を行った。

前日には、RB17を設計したエイドリアン・ニューウェイ本人が、この“未完のモンスター”を自ら走らせていた。角田はそれに続く形で、ステアリングを握った。

RB17は、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズが手がけるサーキット専用のハイパーカーで、F1マシン相当の驚異的なパフォーマンスを発揮するとされる。5年の歳月を経て開発の最終段階を迎えており、今回のFoSで初めてその走りが一般公開された。

ハイパーカー「RB17」でスタートエリアに向かう角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードCourtesy Of Red Bull Content Pool

ハイパーカー「RB17」でスタートエリアに向かう角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

https://www.instagram.com/reel/DandwM5jNBM/

空力も本格的なレーシングカーそのもの

走行を終えた角田は、その圧倒的な存在感と走りに感銘を受けた様子を見せた。

「楽しかったです。サウンドは、これまでの人生で聞いた中でも最高の音の一つでした。空力性能を含めて、本格的なレーシングカーそのものです」

もっとも、このマシンの希少さと価格を意識せざるを得ず、限界を試すような走りをすることはなかった。RB17は限定50台の貴重なマシンであり、価格は670万ドル以上、日本円で約10億8700万円を超える。

角田は、「もちろん、かなり高価なクルマなので、壊さないように慎重に走りました」と振り返りつつ、「いつか本格的なサーキットで走らせてみたいですね」と、将来的な限界走行への期待を口にした。

また、F1史上最も偉大なデザイナーとも称される設計者ニューウェイに触れ、「彼はこれまでに数多くのクルマを生み出し、数々の成功を成し遂げてきました。そんな彼が設計したRB17をドライブできて本当に光栄でした」と語った。

笑顔を見せる角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(グッドウッド・モーター・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

笑顔を見せる角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(グッドウッド・モーター・サーキット)

RB17のコクピットをのぞき込むローラン・メキーズ(レッドブル F1チーム代表)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードCourtesy Of Red Bull Content Pool

RB17のコクピットをのぞき込むローラン・メキーズ(レッドブル F1チーム代表)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

アマからプロまで対応する懐の深さ

RB17は、コスワース製のV10自然吸気エンジンを核としたハイブリッドパワートレインを備え、車重は900kg未満ながらも、総出力は1200馬力を超える。

一見すると限られたプロだけが扱えるマシンを想像させるが、ニューウェイによれば、比較的経験の浅いアマチュアドライバーでもドライブしやすいクルマを目指したという。実際、角田も限られた一部のプロだけでなく、一般のドライバーでも十分に運転できると評価した。

「普通のドライバーでも十分に扱えると思います。一般の人でも大丈夫です。走行モードもいろいろ選べるようになっていて、アマチュア向けからプロ向けまで用意されています」

「シミュレーターでそのモードを試してみましたが、どのモードでも運転する楽しさを味わえます。確かに速いクルマですが、普通の人でも運転できると思います」

RB17は、グッドウッドでの一連のデモ走行の後、年内後半にサーキットでの全開走行が予定されている。

笑顔で角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)と言葉を交わすローラン・メキーズ(レッドブル チーム代表)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードCourtesy Of Red Bull Content Pool

笑顔で角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)と言葉を交わすローラン・メキーズ(レッドブル チーム代表)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

ヒルクライムでレッドブル・レーシングの2013年型F1マシン「RB9」をドライブする角田裕毅(レッドブル テスト兼リザーブドライバー)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードCourtesy Of Red Bull Content Pool

ヒルクライムでレッドブル・レーシングの2013年型F1マシン「RB9」をドライブする角田裕毅(レッドブル テスト兼リザーブドライバー)、2026年7月10日(金) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード