
結果変動…ルクレールに非情20秒ペナ、最終周スピンが招いたマイアミでの悲劇とスチュワードの裁定
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1第4戦マイアミGPの決勝レースを6位でフィニッシュしたが、レース後に20秒のタイム加算ペナルティを科され、8位に降格する厳しい結末を迎えた。
57周で争われたマイアミ・インターナショナル・オートドロームでのレース後、ルクレールはファイナルラップで発生した以下3件のインシデントを巡り、それぞれでスチュワードに召喚された。
- ターン17でのジョージ・ラッセル(メルセデス)との接触
- 複数回にわたってコース外走行を繰り返し、不正にアドバンテージを得た疑い
- 接触してダメージを負った「安全でない状態」のマシンを運転し続けた疑い
審議の結果、スチュワードを務めるヴィタントニオ・リウッツィを含む4名は、ルクレールに対してドライブスルー・ペナルティを科すことを決定した。ただし、レースはすでに終了していたため、レースタイムへの20秒加算という形で実施された。
機械的トラブルは免罪符にならず
ドライブスルー・ペナルティ相当と判断されたのは、「正当な理由なく複数回コースを離れた」件だった。
ルクレールは3位争いでオスカー・ピアストリを追っていた際、最終周のターン3でスピンを喫し、壁に接触した。このダメージにより「右コーナーを適切に曲がれない」状態となったが、走行を続けた。結果として、シケインをカットすることになった。
問題のコース外走行はマシントラブルが起因となった形だが、スチュワードはこの事情を酌量しなかった。「何らかの機械的問題を抱えていたという事実は、正当な理由には当たらない」と指摘し、ルクレールはコース外走行により「持続的なアドバンテージ」を得たと結論づけた。
この裁定によりレースタイムに20秒が加算され、ルクレールはルイス・ハミルトンとフランコ・コラピントの後方8位に降格した。
危険状態走行の疑いは不問に
一方で、ダメージを負ったマシンで走行を続けた行為に関する別の嫌疑については、追加の措置なしとの判断が下された。
スチュワードは、「明白または識別可能な機械的問題があったことを示す証拠はない」と判断した。そのため、これ以上の措置は取られないことになった。
また、最終ラップのヘアピンでラッセルと接触した件も不問とされた。スチュワードは、両ドライバーの見解と同じく、これを「軽微なレーシングインシデント」と判断した。
2026年F1第4戦マイアミGPでは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)を抑えて3戦連続のポール・トゥ・ウインを飾った。
ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは、5月22日(金)のフリー走行1で幕を開ける。