
5位フェルスタッペン、ピット規定違反でマイアミ5秒ペナルティも数奇な結末
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2026年F1第4戦マイアミGPの決勝レース後、ピットストップを終えてコースに復帰する際、ピット出口の白線を越えたとして、5秒のタイム加算ペナルティを受けた。
本来であれば6位降格につながるペナルティだが、フェルスタッペンは最終結果で5位を維持することになった。6位フィニッシュのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、さらに重い20秒加算ペナルティを受けたためだ。
痛恨の白線越え、レース後審議の背景
スタート直後のスピンで後退したことで、フェルスタッペンは追い上げのレースを強いられた。
6周目、アイザック・ハジャー(レッドブル)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)のクラッシュによってセーフティーカーが導入されると、この機に乗じてピットストップを行った。
問題となったのは、このピット作業を終えてコースに復帰する際の動きだった。左フロントタイヤの外側がピット出口の白線を越えたことが、FIA国際競技規則(ISC)付則L第4章第6条cに違反した。
スチュワードによると、レース中に裁定が下されなかったのは、判断に欠かせない映像証拠が限られていたためだという。そのためレース後の審議となり、さまざまなアングルの映像から違反が確認されたことで、5秒ペナルティが下された。
ルクレール処分で5位を維持
フェルスタッペンは最終ラップの最終コーナーの立ち上がりでルクレールを抜き去り、5位でフィニッシュした。レース後に5秒が加算されたことで、本来であればルクレールの後方に順位を下げるはずだった。
だが、ルクレール自身も最終ラップに大きなトラブルに見舞われていた。ダメージを負ったマシンでシケインを複数回カットし、不当にアドバンテージを得たとして、レース後に20秒の加算ペナルティを受けたのだ。
このルクレールへの厳しい裁定により、フェルスタッペンはペナルティを受けながらも5位の座を守り抜くという数奇な結末を迎えた。
なお、20秒を加算されたルクレールは、チームメイトのルイス・ハミルトンとフランコ・コラピント(アルピーヌ)の背後となる8位まで降格した。
2026年F1第4戦マイアミGPでは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)を抑えて3戦連続のポール・トゥ・ウインを飾った。
ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは、5月22日(金)のフリー走行1で幕を開ける。