アストンホンダ、信頼性前進の矢先にギアボックス問題…アロンソ「かなりのリスク」でマイアミ決勝に懸念

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18番手を記録した2026年F1第4戦マイアミGP公式予選を経て、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、セッションを通してギアボックストラブルに苦しんでいたと明かした。

アストンマーティンは今週末もトラブルの連鎖に直面し続けており、AMR26が抱える根深い問題が、次々と姿を現している。スプリント予選でのランス・ストロールのブレーキトラブルに続き、公式予選で表面化したのはギアボックスの不具合だった。

ギアボックス不調が響いた18番手

アロンソが15位、ストロールが17位で完走を果たしたスプリントレースを経て、振動問題が一定の解決を見たと思った矢先のことだった。アストンマーティンにとって久方ぶりとなる自社製ギアボックスの挙動が、2度の王者のドライビングを狂わせた。

「予選を通してギアボックスに苦しんだ。アップシフトがすごく荒くて、ダウンシフトもかなり不規則だった。その影響で少しタイムを失ったと思う」

アロンソは予選後にこう振り返った。ドライバーの入力に対してマシン側が予期せぬ反応を返すこの状況は、ラップタイムを極限まで追求する予選において致命的な障害となり得る。

一方で、Q1トップ通過のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)との差は2.445秒に収まった。

アロンソは、ギアボックスの不具合がなければ「もう少しパフォーマンスを発揮できたと思う」としつつ、この日の結果について「少しばかりポジティブ」と認めた。

ホンダ、PU観点で「ポジティブ」評価

シャシー側でギアボックスの問題が表面化する一方、ホンダが手掛けるパワーユニット(PU)については確かな前進が見られた。

ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、路面温度が50度を超える過酷な環境下でのスプリントを2台そろって完走したことに触れ、こう振り返った。

「高温環境下においてPUがどのように機能するか、信頼性も含めて確認できたことはポジティブでした」

土曜日のスプリントで両車が完走を果たしたという事実は、それ自体が現在のアストンマーティン・ホンダにとって小さくない成果だ。PU側では着実にデータと信頼性が積み上げられている。

雨の決勝へ残るギアボックスリスク

とはいえ、改善の道のりは長く、アストンマーティン・ホンダは日曜の決勝レースを「テストセッション」と位置づけている。

「雨が降るかもしれないし、そうなればこのクルマで初めてウェットコンディションを走ることになるからね。いろいろ確認しなきゃならないことがある」とアロンソは語る。

日曜日のマイアミは、降雨率25〜35mm/hの雷雨が予報されており、F1は今季より導入された「レインハザード」を発令した

ただし、アロンソにとっての最大の懸念は、雨そのものではなく、ギアボックスの不調にある。

「さっき言ったようにギアボックスがこの状態だと、濡れた路面でかなりのリスクを抱えることになりかねない。だから、原因を突き止めないと」

ウェットコンディションでの走行は、ドライコンディション以上に精緻な入力が求められる。特に低グリップ条件下でのギアシフトの不具合は、コーナーへの進入や立ち上がりでマシンの挙動を大きく狂わせる可能性がある。

振動問題からは前進したものの、ギアボックスという新たな課題が表面化したマイアミ。雨が予報される決勝レースに向けて、アストンマーティン・ホンダは日曜の朝までに原因の特定を急ぐこととなる。


2026年F1マイアミGP予選では、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を退け、3戦連続となるポールポジションを獲得した。

決勝レースは日本時間5月3日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周5,412mのマイアミ・インターナショナル・オートドロームを57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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