雨の鈴鹿でF1タイヤテスト閉幕、リンブラッドが痛恨クラッシュ。春休みも続くピレリの開発計画

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2026年F1日本GPの興奮が冷めやらぬ中、レッドブルとレーシング・ブルズの2チームはタイヤサプライヤーのピレリと共に鈴鹿サーキットにとどまり、3月31日(火)と4月1日(水)の2日間にわたり、2027年用タイヤの開発テストに取り組んだ。

当初はドライ用のスリックタイヤのテストが予定されていたが、初春の鈴鹿市を容赦ない雨が襲った。これにより計画は大幅な変更を余儀なくされ、急きょフルウエットとインターミディエイトタイヤの評価に切り替えられた。

両チームは2026年型の最新マシンを1台ずつ投入し、刻々と変化する路面コンディションのなか、プロトタイプのデータ収集に勤しんだ。

両日ともに雨、リンブラッド痛恨クラッシュ

レッドブル側は2日間にわたってアイザック・ハジャーがRB22をドライブした。初日にはインターミディエイトタイヤで1分45秒510を記録し、合計69周を走破。2日目は午前中に数周スリックタイヤで走行する機会があったが、最終的には雨により早期終了となった。ハジャーは計34周を走り込み、1分33秒846をマークした。

ガレージ内でバラクラバ姿で準備を整えるアイザック・ハジャー(レッドブル)、2026年3月29日(日) F1日本GP決勝(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージ内でバラクラバ姿で準備を整えるアイザック・ハジャー(レッドブル)、2026年3月29日(日) F1日本GP決勝(鈴鹿サーキット)

一方で、レーシング・ブルズのステアリングを握ったルーキーには苦い経験が待ち受けていた。初日はリアム・ローソンが担当。65周を走り込み、1分48秒025を記録した。2日目にバトンを引き継いだアーヴィッド・リンドブラッドは、午前終了間際に痛恨のミスを犯した。デグナー1個目へのアプローチでマシンのコントロールを失い、バリアに激突。フロントウイングを破損するダメージを負った。

リンドブラッドにとって、雨の試練はこれが初めてではない。今年1月のイモラで行われたシェイクダウンでも、同様の悪天候下でコースアウトを喫し、赤旗の原因となっていた。修復を経て合計51周を走り抜き、1分35秒490を記録したものの、滑りやすいコンディション下での走行は今後の課題として残った。

「翼」の書の前でエナジードリンク缶を手にポーズを取るレーシング・ブルズのリアム・ローソンとアーヴィッド・リンブラッドと書道家の青柳美扇氏、2026年3月26日(木) F1日本GPメディアデー(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

「翼」の書の前でエナジードリンク缶を手にポーズを取るレーシング・ブルズのリアム・ローソンとアーヴィッド・リンブラッドと書道家の青柳美扇氏、2026年3月26日(木) F1日本GPメディアデー(鈴鹿サーキット)

角田不在、フェルスタッペンはニュルへ

一部では、角田裕毅がレッドブルのRB22を走らせるとの報道もあったが、ふたを開けてみればシートに座ったのはハジャーだった。

一方で、エースのマックス・フェルスタッペンは、火曜日の早朝にはすでにドイツに降り立っていた。新世代マシンに激しい嫌悪感を示し続けている4度の王者はニュルブルクリンクへと向かい、5月に開催される24時間レースに向けてメルセデスAMG GT3でのテスト走行に取り組んだ。

春休み中も続くピレリの開発計画

2026年のF1カレンダーは、中東地域でのグランプリ中止に伴い、5週間という異例の春休みを迎えている。ピレリはこの期間を最大限に活用し、計2回の開発テストを組み込んだ。

4月9日と10日には、イタリアのフィオラノ・サーキットでフェラーリの協力を得てウエットタイヤテストを予定する。だが、より注目されるのは、その翌週に控えるニュルブルクリンクでのテストだ。

メルセデスとマクラーレンの協力のもと、4月14日から2日間にわたってスリックタイヤテストが行われる。デモ走行を除けば、この地をF1マシンが走行するのは、2020年のアイフェルGP以来、6年ぶりの出来事となる。

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