F1日本GP:130R妨害疑惑で裁定に明暗、4件の審議結果公表

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2026年F1第3戦日本GPの初日フリー走行では、計4件のインシデントが審議対象となり、スチュワードにとっては非常に慌ただしい1日となった。中でも注目されたのは、130R付近で発生した2件の走行妨害疑惑だ。

デレク・ワーウィックを含む日本GPの競技審判団は、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を不問とする一方、フランコ・コラピント(アルピーヌ)には警告処分を科した。

鈴鹿サーキット(F1日本GP)の国際レーシングコースのレイアウト図、2026年copyright Formula1 Data

鈴鹿サーキット(F1日本GP)の国際レーシングコースのレイアウト図、2026年

ハミルトンは不問裁定

ハミルトンの事案は、フリー走行1回目に発生した。高速セクションで後方からマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が接近した際、ハミルトンはコース中央付近を走行した後、ラインを右側に取った。

フェルスタッペンはかなりの速度差がある状態でハミルトンを追い越したものの、回避行動や減速を強いられることはなかった。

スチュワードはこの件について、ハミルトンに対してチームから後方車両の接近に関する警告がなかった点を重視した。またフェルスタッペン側も、この状況は危険ではなかったとの見解を示したことから、フリー走行における通常の基準に照らし、不問とする判断を下した。

蛇行コラピントには警告

一方で、フリー走行2回目に発生したコラピントのケースは異なる結論となった。スプーンカーブ通過後、コラピントは130Rに向けてタイヤを温めるために蛇行走行を行っていたが、背後からフェルスタッペンが高速で接近していたにもかかわらず、レーシングライン上にとどまっていた。

チーム無線の検証により、コラピントにはフェルスタッペンの接近が段階的に伝えられていたことが判明した。コラピントは最終的に蛇行を止めて加速したものの、フェルスタッペンはアタックラップの中断を余儀なくされた。

コラピントは聴聞で妨害を認め、接近速度の見誤りに加え、十分な加速ができるだけのバッテリー残量が不足していたと釈明した。スチュワードは「不必要な妨害」があったと判断し、フリー走行の慣例に基づき警告を科した。

その他のインシデント

初日の鈴鹿では他にも2件のインシデントが発生した。フリー走行1回目には、最終シケイン(ターン16)への進入でセルジオ・ペレス(キャデラック)とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)が接触した。アルボンはイン側にアプローチしたが、ペレスはこれに気づかずターンインした。

ペレスはバーチャルミラーが機能しておらず、チームからの警告もなかったためアルボンの接近に気付かなかったと釈明。一方のアルボンは、ペレスがラインを広げたことで進路を譲られたと判断したと説明した。

スチュワードは、アルボンが後方でポジションを維持すると判断したキャデラックが、ペレスに警告を与えなかったことが一因になったと判断した。さらに、当事者である2人のドライバーが、どちらか一方に主たる責任はないと主張したことも踏まえ、この件を不問とした。

また、ヘアピンの立ち上がりでカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が不必要に減速し、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)の走行を妨害したとされる件についても審議が行われたが、サインツがジャック・クロフォード(アストンマーティン・ホンダ)に道を譲るために低速走行していた事実が判明し、この件も不問となった。

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