マッサのクラッシュゲート訴訟に進展。英裁判所、F1含む被告側に支払い命令

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元フェラーリのF1ドライバー、フェリペ・マッサが起こした訴訟を巡り、ロンドン高等法院は、F1統括団体の国際自動車連盟(FIA)、元F1最高責任者バーニー・エクレストン、そしてフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)に対し、25万ポンド(約5,300万円)の支払いを命じた。イギリスの衛星テレビ局『Sky Sports』が報じた。

今回の命令は、本訴訟における最新の申請手続きに関連する費用の一部を、マッサ側に支払う必要があるとの判断によるものだ。被告側は14日以内に該当金額を支払わなければならない。

一方で裁判所は、被告側の申し立ての一部も認め、本件には重要な法的争点が含まれているとして、その判断を直接イギリス最高裁へ付託することを認めた。そのため現在、訴訟手続きは最高裁の判断を待つ形で一時停止されている。

訴訟の背景にあるのは、2008年のF1シンガポールGPで発生した、いわゆるクラッシュゲート事件だ。同グランプリでは、ルノーがフェルナンド・アロンソを勝利に導くため、チームメイトのネルソン・ピケJr.に意図的なクラッシュを指示した。

この事故によってセーフティーカーが導入され、当時レースをリードしていたマッサは最終的に13位でレースを終えることになった。その結果、その年のタイトル争いでマッサはルイス・ハミルトンにわずか1ポイント差で敗れた。

マッサはこの事件を巡り、自身こそが2008年のワールドチャンピオンであるべきだと主張している。ただし裁判所は、マッサを正当なチャンピオンであると宣言するよう求めた請求については退けている。一方で、クラッシュゲートに関連して「組織的な不正があったかどうかを審理し、その損害を問うこと」については認める判断を下している。

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