
ペプシコ、2026年よりメルセデスF1と提携―“7UPジョーダン”以来の本格復帰…ゲータレードなど3ブランドが参入
アメリカの飲料・食品大手ペプシコが、2026年よりF1チームのスポンサーとして復帰する。1991年にエディ・ジョーダン率いるチームと結んだ象徴的な「7UP」のタイトルパートナーシップ以来となる本格的な参入だ。
今回ペプシコが手を組むのはメルセデスだ。契約は同社の主力ブランドであるスポーツ飲料の「ゲータレード」、エナジードリンクの「スティング」、そしてトルティーヤチップス菓子である「ドリトス」の3つを中心に展開される。複数年契約と発表された。
鮮烈なジョーダン191の記憶
Courtesy Of Haas
父ミハエル・シューマッハの初のF1マシン「ジョーダン191」をドライブするミック・シューマッハ、2021年7月20日シルバーストン・サーキットにて (4)
ペプシコがここまで大規模にF1チームと関わるのは、1991年のジョーダン・グランプリとの提携以来だ。
当時、エンジンカバーに大きく「7UP」のロゴを載せた鮮烈なグリーンとブルーのジョーダン191は、ミハエル・シューマッハのデビューマシンとしても知られ、F1史に残る名カラーリングとして今も語り継がれる。
ゲータレードの「科学」を武器に
提携の一環として、ゲータレード・スポーツ・サイエンス・インスティテュート(GSSI)の知見がチームに導入される。スポーツ科学の観点から、ジョージ・ラッセルやアンドレア・キミ・アントネッリ、チームスタッフに向けたパフォーマンスソリューションが提供されるという。
1レースで最大4kgもの体重が汗で失われることもあるF1では、水分補給は走りの質を大きく左右する要素だ。
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.
メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリのレーシングヘルメットと並ぶゲータレードのロゴが入った水分ボトル、2025年12月2日
契約発表に際してメルセデスのトト・ウォルフ代表は次のようにコメントした。
「ペプシコのような強力なポートフォリオを持つ企業をパートナーに迎えることは、我々のチームとF1の力強さを示すものだ」
「ゲータレードのスポーツ科学、スティングの若さあふれる勢い、ドリトスの文化的影響力は、それぞれが独自の価値をもたらす。これらが組み合わさることで、チームのパフォーマンスだけでなく、世界中のファン体験も向上するだろう」
拡大するF1への関与
ペプシコは今年初め、F1との間で2030年までのグローバルパートナーシップ契約を締結した。今回のメルセデスとの契約は、F1への関与をさらに拡大するものとなる。
現時点で、マシンやドライバーのレーシングスーツ、チームウェアに各ブランドのロゴがどう配置されるかは明らかにされていない。
かつてのジョーダンのような全面的なカラーリング変更はないとしても、シルバーアローに「ゲータレード」や「ドリトス」の色彩がどう溶け込むのか、注目が集まる。
Courtesy Of Haas
ミハエル・シューマッハの初のF1マシン「ジョーダン191」の脇に並ぶミック・シューマッハとカルン・チャンドック、2021年7月20日シルバーストン・サーキットにて


