
F1公式ゲーム、変革へ―2026年は新作を見送りDLCとして提供
来年は2009年以来初めて、主要プラットフォーム向けの新作F1公式ゲームが発売されないことが明らかになった。エレクトロニック・アーツ(EA)は11月19日、FIA-F1世界選手権公式ゲームシリーズの今後の開発計画を発表した。
2026年:規則大改革は「有料拡張」で対応
2026年は新作を発売せず、既存の『F1 25』向けに有料拡張パックを提供する方針だ。この拡張には、来年導入される新技術規則、チーム及びドライバー変更、そしてキャデラック参入によるF1グリッドの22台体制への拡大が反映される。
ただし、新たにカレンダーへ加わるスペインの市街地コース「マドリンク」は含まれない可能性がある。価格や配信時期を含めた詳細は来年、改めて発表される。
2027年:次世代のF1体験を「全面再構築」
一方、シリーズの次なる“フル新作”は2027年に登場する予定で、EAはこれを「F1のスピード感とスリルを深く、革新的に再現し、より幅広い体験として再構築した作品」になるとしている。
この戦略的な変更は、フォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)およびF1チームの後押しを受けた「複数年にわたる戦略的投資」の一環だ。
同社は次回作について、過去4年でF1ファンの約3分の1が新規層となるほど人気が拡大している現状を踏まえ、既存プレイヤーが愛してきた要素を発展させつつ、新旧ファンが現代のF1により没入できる体験を提供するとしている。
この計画について、コードマスターズのシニア・クリエイティブディレクターであるリー・マザー氏は次のように語る。
「F1がコース内外の双方で勢いを増す今こそ、未来へ向けた構築に取り掛かる絶好のタイミングだ。複数年計画の中で、2026年の拡張によって今年の盛り上がりをつなぎ、2027年には“再構築されたF1体験”を届けることで、世界中のあらゆる層のプレイヤーにさらに多くを提供していく」
なお、現行の『F1 25』はライブサービスとしてシーズン4が展開中で、最新リバリーに加え、新チャレンジモード「サバイバル・チャレンジ」も実装されている。ファンに人気のストーリーモード「ブレーキング・ポイント」や刷新された「マイチーム」、さらに映画をモチーフにした「F1 The Movie Chapter Scenarios」など、多彩なコンテンツを収録。架空のAPXGPマシンを駆るモードも含め、ファンやメディアから高い評価を得ている。
