
ルクレール最速、角田8番手―リンブラッドが全9名のルーキー勢最速…平川&岩佐も / F1メキシコGP 2025《FP1》結果と詳報
2025年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1(FP1)が10月24日(金)に行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を0.107秒差で抑えてタイムシートのトップに立った。
今季、ルーキー起用義務が倍増されたことを背景に、全10チーム中、9チームが若手ドライバーを起用。セッションには史上最多級となる計9名のルーキーが登場した。そのため、搭載燃料量やエンジンモード、タイヤ選択を含め、各車の走行プログラムは通常以上に多様となり、タイムシートから読み取れるものもいつも以上に限定的だった。
リンブラッドが角田を上回る
Courtesy Of Red Bull Content Pool
フリー走行中、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとフレデリック・ベスティをリードする角田裕毅のレッドブルRB21、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
ルーキー勢の中で最速タイムを記録したのは、マックス・フェルスタッペンに代わってレッドブルRB21をドライブしたアーヴィッド・リンブラッドだ。FIA-F2選手権での優勝経験を持ち、レーシング・ブルズの来季シート候補とも目される18歳のイギリス人ドライバーは6番手をマーク。トップのルクレールから0.617秒遅れという印象的なタイムを残した。
注目すべきは、リンブラッドが角田裕毅を0.093秒上回ったことだ。ルーキードライバーの中で現役レギュラードライバーを超えるタイムを記録したのはリンブラッドだけだった。
ただし、両者の走行プランは明確に異なっていた。角田のベストラップは残り25分時点のもので、終盤に向けてハードタイヤで走行を継続。一方のリンブラッドは残り10分での計測で、その後も最後までソフトタイヤを履いて周回を重ねた。トラック・エボリューションは例にもよって大きかった。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
フリー走行1に向けてパドックを歩くアーヴィッド・リンブラッド(レッドブル・レーシング)、2025年10月24日(金) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
平川と岩佐、貴重な走行機会を得る
ハースから今季3度目のFP1出走を果たした平川亮は、レギュラードライバーのエステバン・オコンに1.035秒差の16番手につけた。
一方、スーパーフォーミュラでタイトル争いを繰り広げる岩佐歩夢はレーシング・ブルズから出走。レギュラードライバーのアイザック・ハジャーに0.744秒差の17番手を記録。いずれも貴重な経験を積んだ。
地元オワードが2番手ルーキー
ルーキー勢で2番手のタイムを刻んだのは、マクラーレンから出走したパトリシオ・オワードだ。インディカーでの優勝経験を持つ26歳のメキシコ人ドライバーは、地元の熱狂的なファンの前で13番手につけた。
オワードからわずか0.009秒遅れの14番手には、メルセデスのフレデリック・ベスティが続いた。レギュラードライバーの2番手アントネッリとの差は1.2秒だった。
各チームのルーキー起用状況
アルピーヌは、ピエール・ガスリーの2026年チームメイト候補であるポール・アーロンを起用。21歳のエストニア人ドライバーは、来季シート争いのライバルであるフランコ・コラピント(9番手)から0.531秒遅れの15番手につけた。
カルロス・サインツに代わってFW47をドライブしたルーク・ブラウニングは18番手、アストンマーチンから週末デビューを果たしたジャック・クロフォードは19番手、そしてスポーツカーレースで活躍するアントニオ・フォコは、フェラーリからFP1デビューを果たして20番手を記録した。
唯一、ザウバーのみがルーキードライバーを起用しなかった。すでに年4回の起用義務を消化済みのためだ。ニコ・ヒュルケンベルグは3番手、ガブリエル・ボルトレートは5番手につけ、その間の4番手には選手権リーダーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が割って入った。
FP2は日本時間10月24日(金)31時から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2025年F1第20戦 メキシコGP フリー走行1(FP1)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:18.380 | 0.000 | 29 |
| 2 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:18.487 | 0.107 | 35 |
| 3 | 27 | ヒュルケンベルグ | ザウバー | 1:18.760 | 0.380 | 27 |
| 4 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:18.784 | 0.404 | 31 |
| 5 | 5 | ボルトレート | ザウバー | 1:18.916 | 0.536 | 28 |
| 6 | 36 | リンブラッド | レッドブル | 1:18.997 | 0.617 | 26 |
| 7 | 31 | オコン | ハース | 1:19.038 | 0.658 | 29 |
| 8 | 22 | 角田裕毅 | レッドブル | 1:19.090 | 0.710 | 29 |
| 9 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:19.331 | 0.951 | 28 |
| 10 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:19.384 | 1.004 | 33 |
| 11 | 6 | ハジャー | レーシングブルズ | 1:19.409 | 1.029 | 32 |
| 12 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:19.472 | 1.092 | 26 |
| 13 | 89 | オワード | マクラーレン | 1:19.680 | 1.300 | 30 |
| 14 | 72 | ベスティ | メルセデス | 1:19.689 | 1.309 | 32 |
| 15 | 61 | アーロン | アルピーヌ | 1:19.862 | 1.482 | 29 |
| 16 | 50 | 平川亮 | ハース | 1:20.073 | 1.693 | 27 |
| 17 | 40 | 岩佐歩夢 | レーシングブルズ | 1:20.153 | 1.773 | 29 |
| 18 | 46 | ブラウニング | ウィリアムズ | 1:20.310 | 1.930 | 31 |
| 19 | 35 | クロフォード | アストンマーチン | 1:20.371 | 1.991 | 29 |
| 20 | 38 | フォコ | フェラーリ | 1:20.854 | 2.474 | 29 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 23℃ |
| 路面温度 | 48℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1メキシコGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行1 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
|---|---|
| 設立 | 1962年 |
| 全長 | 4304m |
| コーナー数 | 16 |
| 周回方向 | 時計回り |