
F1王者フェルスタッペン、2026年ニュル24時間参戦へ―レッドブルが承認
レッドブル・レーシングのエース、マックス・フェルスタッペンが、2026年5月14日~17日に開催されるニュルブルクリンク24時間レースへ参戦する見通しとなった。モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコが、現役F1王者による挑戦を正式に認めた。
参戦に必要なパーミットAを取得
フェルスタッペンは圧勝を飾ったイタリアGP後にドイツへ渡り、ニュルブルクリンクでの耐久参戦に必須となる「ノルトシュライフェ・パーミットA」を取得した。これはGT3マシンでの出場資格であり、座学に加えてレースでの14周の走行が課された。
フェルスタッペンはノルトシュライフェで行われたNLS第7戦において、ライオンスピードの980号車ポルシェ718ケイマンGT4 CSを駆り、14周を早々にクリア。シムレースチーム「レッドライン」所属のクリス・ラルハムにステアリングを引き継いだ。
本来はもう1台の89号車でも走行する必要があったが、トラブルにより出走できず。それでも公式認可を受け、参戦への道を切り開いた。
参考までに、980号車ポルシェは「Permit B Cup3」クラスで最上位、総合27位(優勝車から3周遅れ)で完走した。
レッドブル、ニュル24参戦を承認
マルコは独メディア『Sport.de』に対し、来年のニュルブルクリンク24時間にフェルスタッペンが参戦することをすでに承諾したのかと問われると「そうだ」と明言した。
さらに、「F1ドライバーはレース以外にもシミュレーターやマーケティング、PR活動など数多くの義務を抱えている。それでも、これほどの熱意をもって挑戦に時間を割くのは本当に素晴らしいことだ」と高く評価した。
一方でパーミット取得の条件については「4度の世界王者が240馬力のポルシェで証明しなければならないとは、この手続きは独特だ」と苦言を呈した。
一方でル・マンは計画外
フェルスタッペンは将来的なル・マン24時間レース参戦への意欲を示してきたが、マルコは「ル・マンは計画に入っていない。スピード差やカテゴリーの違いがさらに大きい。当面、耐久レースはニュルブルクリンクだけだ」と強調した。
現役F1ドライバーがシーズン中に世界有数の耐久クラシックへ挑むのは極めて異例であり、2026年のニュルブルクリンク24時間は例年以上に大きな注目を集めることになりそうだ。
フェルスタッペンは2026年F1第6戦マイアミGP後にドイツへと飛び、54回目の開催を迎える伝統の耐久レースに参戦した後、第7戦カナダGPに向けた準備を進めることになる。