
フェルスタッペン「かなり酷い」角田下回る14番手、”飛ぶような速さ”の陰でレッドブル迷走…RB21に「大問題」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2025年F1第14戦ハンガリーGPの2回目のフリー走行で、首位ランド・ノリス(マクラーレン)から1.167秒遅れの14番手に沈んだ。チームメイトの角田裕毅にも初めて後れを取っており、ポールポジション争いは絶望的な状況だ。
レッドブルは今季これまで、初日から2日目にかけての大幅な巻き返しを幾度か成功させてきた。だが、今週末のハンガロリンクでのマクラーレンとのタイム差は歴然としており、巻き返しに向けたハードルは非常に高い。
「今日は本当に厳しい1日だった。とにかく、グリップ感がかなり低くくて、クルマのバランスも取れていなかった。正確な原因はまだ分からない」とフェルスタッペンは振り返った。
「全てが上手くいかなかったから、今夜のうちに詳しく調べてみないと。今のところは週末全体がうまくいっていない」
アストンマーチン及びレーシング・ブルズと並び、レッドブルはハンガロリンクにアップグレードを投入。新型フロントウイングを含め、セッションを通して様々なテストを実施したが、改善には至っておらず、フェルスタッペンはロングラン中に「運転できない」と無線で訴えた。
一連のテストについて、テクニカル・ディレクターを務めるピエール・ワシェは「どれも期待した反応が得られなかった」と述べ、FP3に向けてさらなる分析が必要との見解を示した。
フェルスタッペン自身は2日目に向けた改善に自信を見せるものの、初日の両セッションで1-2体制を築いたマクラーレンの背中は遠く、現実的にはフェラーリに接近して3番手を狙う展開になると見ている。
「改善できるとは確信してるけど、今日はかなり酷かった。まずは、何が問題で、どうしてこれだけ大きな問題が発生しているのか、その原因を突き止める必要がある」
「マクラーレンは、まさに飛ぶような速さだった。せめて3番手にはもう少し近づきたい」
2025年F1ハンガリーGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。チームメイトのオスカー・ピアストリを0.291秒差で退けた。3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
FP3は日本時間8月2日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってハンガロリンクで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。