
メルセデスAMG、F1映画と連動した「GT APXGP エディション」発表―限定52台、映画と現実が融合する特別モデル
メルセデスAMGは、今夏公開予定の映画『F1/エフワン』に合わせ、世界限定52台の超特別仕様車「メルセデスAMG GT 63 4MATIC+ APXGPエディション」を発表した。F1第6戦マイアミGPに合わせて初披露されたこのモデルは、劇中に登場する架空のF1チーム「APXGP」のデザインを色濃く反映した専用仕様となっている。
ブラッド・ピット主演の映画『F1』─実際のグランプリで撮影
本作は、Apple Original Filmsとワーナー・ブラザース・ピクチャーズが共同制作するF1映画で、ブラッド・ピットが元F1ドライバー役で主演を務める。実際のグランプリ会場で撮影されたレースシーンが大きな話題を呼んでおり、リアルとフィクションを融合させた新感覚のモータースポーツ映画として注目を集めている。
メルセデスAMGは公式プロモーションパートナーとして本作に参画しており、APXGPチーム用のF1マシンとして6台のF2シャシーを提供。さらに、F1のセーフティカーおよびメディカルカー、市販モデルのSL、Gクラス、GTなども劇中に登場する。
レーシングスピリットを宿す「APXGPエディション」
Courtesy Of Mercedes-Benz
2025年6月公開予定の映画『F1/エフワン』と連動して生まれた世界限定52台の特別仕様車「メルセデスAMG GT 63 4MATIC + APXGPエディション」 (1)
APXGPエディションは、劇中車両の塗装および意匠にインスパイアされており、外装にはマット仕上げの「レースゴールド」のアクセントが随所にあしらわれている。フロントグリル、サイドスカート、リアディフューザーに加え、21インチAMG鍛造ホイールにも同色が用いられ、視覚的インパクトは抜群だ。
装備も極めてハイエンドな構成で、カーボン製エアロパーツ、固定式リアウイング、ブラッククローム仕上げの「AMGナイトパッケージII」を装備。さらにパノラマルーフと、15スピーカー・1170W出力を誇るBurmester製3Dサウンドシステムも標準搭載されており、映画級の没入体験を車内でも実現している。
Courtesy Of Mercedes-Benz
2025年6月公開予定の映画『F1/エフワン』と連動して生まれた世界限定52台の特別仕様車「メルセデスAMG GT 63 4MATIC + APXGPエディション」 (3)
内装にはブラックナッパレザーとマイクロカット素材を使用。ゴールドのステッチが施されたAMGパフォーマンスシートや専用ステアリングホイールが、プレミアムかつスポーティな空間を演出する。センターコンソールには「Limited Edition 1 of 52」のシリアルプレートが取り付けられ、唯一無二の特別仕様であることを印象付ける。
「AMGと映画の情熱が融合した1台」
メルセデスAMGのミヒャエル・シーベCEOは「本作は、フィクションとリアルなF1を見事に融合させた作品だ。スリリングなストーリー展開とリアルなレース映像が、観客の心を掴むことだろう」と語った。
「この映画に我々のパフォーマンスカー、特にダイナミックなAMG GTを登場させることができ、本当に誇らしく思う。APXGPエディションは、AMGの情熱と映画の魅力が融合した特別な1台だ」
映画『F1』は2025年6月27日に劇場公開予定。IMAXなどの大スクリーン上映も予定されており、F1ファンのみならず映画ファンからも高い関心が寄せられている。