
フェルスタッペン「望むレベルに達していない」山積するRB21の課題を指摘、首位に迫る3番手も
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1サウジアラビアGPの初日フリー走行を3番手で締めくくったものの、RB21は「まだ僕が望むレベルには達していない」と語り、さらなる改善の必要性を訴えた。
ジェッダ市街地コースで行われたフリー走行1回目(FP1)では、バランス面の問題を抱えて9番手にとどまったが、2回目のフリー走行(FP2)ではランド・ノリス(マクラーレン)に0.280秒差の3番手に浮上。しかし、フェルスタッペンはクルマの仕上がりについて依然として満足していない。
「クルマの方向性を探るために、色々試してみた結果、学びは大きかったけど、それでもまだ僕が望むレベルには達していない」とフェルスタッペンは振り返る。
「前のクルマとのタイム差はあまり気にしていない。結局のところ、自分のフィーリングがすべてだと思う。1ラップペースに関しては少し良くなったけど、ロングランは…またかなり厳しい状況だ」
レッドブルは開幕から好不調の波が続いており、フェルスタッペンは鈴鹿での日本GPでポール・トゥ・ウィンを飾った一方、路面が荒くデグラデーションが激しい前戦バーレーンGPでは6位に終わった。
バーレーンとジェッダでの感触の違いについて問われたフェルスタッペンは「路面もグリップも、セットアップも違うから比較は難しい」としつつも、結局のところクルマに速さが不足しているのは明白であるとして、課題の多さを指摘した。
「唯一はっきりしているのは、マクラーレンには今回もかなりの競争力があるってことだ。一方で僕らにはまだやるべきこと、理解しなきゃいけないことが山ほどある」
2025年F1サウジアラビアGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手には0.163秒差で僚友オスカー・ピアストリが、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。
FP3は日本時間4月19日(土)22時30分から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。