国際自動車連盟（FIA）は9月16日、2025年3月16日にオーストラリアで開催される開幕オーストラリアGPに先立ち、来年の2月26～28日の3日間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットでF1プレシーズンテストを開催すると発表した。

バーレーンGPは2021年以降、F1カレンダーの開幕戦を務めてきたが、来年はイスラム教にとって重要なラマダン（断食月）とバッティングするため、2025年は第4戦として開催されることが決まっていた。

そのため物流的な観点から、プレシーズンテストの会場についてもバーレーン以外の可能性が取り沙汰されていたが、エンジンと車体が抜本的に改定される2026年の新時代を前にした最終シーズンのテストは例年通り、バーレーンで行われることが決まった。

バーレーン・インターナショナル・サーキットは気候が安定しているだけでなく、様々な速度域のコーナーとロングストレートが組み合わせれたレイアウトを持ち、また、F1チームの大部分が本拠を構えるヨーロッパから近い距離にあるため、テスト開催地として申し分ない。

なお、2030年までにネットゼロ（温室効果ガス排出の正味ゼロ）を目指す取り組みの一環として、第4戦として開催されるバーレーンGPに向けて、プレシーズンテスト後もサーキットには多くの貨物が残される予定だ。

F1バーレーンGP特集