マクラーレン、13歳のカート王者ドリス・ヴァン・ランゲンドンクの若手育成プログラム加入を発表
マクラーレン・レーシングは7月27日、2023年のCIK-FIA世界選手権チャンピオンに輝いたドリス・ヴァン・ランゲンドンク(Dries Van Langendonck)の若手育成プログラム入りを発表した。
ベルギーのフースデン、ゾルデル出身の13歳ランゲンドンクは、2023年のWSKファイナルカップを含む数々のカートレースで実績を持つ有望な若手レーサーで、2024年のスーパーマスターシリーズでは4戦中、2回の表彰台と1勝を挙げ、総合2位となった。
2024年のFIAカートヨーロッパ選手権のOKジュニアカテゴリーでは、バレンシアとスロバキアリングで2度の勝利を収め、フランスのヴァル・ダルジャントンでは2位を獲得。印象的な活躍を見せた。
また、スウェーデンで開催されたチャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー第4ラウンドでもトップチェッカーを受け、現在チャンピオンシップをリードしている。
ランゲンドンクは今後、F1ビジネス・オペレーションディレクターのステファニー・カーリンが主導するマクラーレン・ドライバー・デベロップメント・プログラムを通してプロドライバーへの道を歩むべく支援を受ける。
ランゲンドンクについてカーリンは「カートキャリアで高いポテンシャルを示し、今季のFIAカートヨーロッパ選手権では実に印象的な成績を収めた」と語った。
名門マクラーレンの若手育成プログラム入りについてランゲンドンクは「これからはマクラーレンのサポートを受けて次のレベルに進むことができる。パパイヤ・ファミリーの一員になれて誇らしい。ステファニーとデベロップメントチームの指導を受け成長を続けていきたい」と語った。
マクラーレンの若手育成プログラムには現在、平川亮をはじめ、元F1ドライバーのルカ・バドエルの息子ブランド・バドエルや、インディカー・シリーズに参戦するパトリシオ・オワード、FIA-F3選手権に参戦するアレックス・ダンとマーティニウス・ステンスホーン、ランゲンドンクと同じく13歳でプログラム入りしたウーゴ・ウゴチュクウ、そして初にして唯一の女性ドライバー、ビアンカ・ブスタマンテがおり、ランゲンドンクの加入により計8名となった。