アルピーヌF1、シューマッハとドゥーハンをテスト…”充実”の2025年候補者リスト
エステバン・オコンの後任検討プロセスが進められる中、アルピーヌF1チームが来週、ポール・リカール・サーキットでミック・シューマッハとジャック・ドゥーハンをテストすることが分かった。
2022年末を以てハースのF1シートを失ったシューマッハは今年、メルセデスのF1リザーブ・ドライバーを務める傍ら、アルピーヌからFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しており、最近ではル・マン24時間レースでステアリングを握った。
チームのリザーブ・ドライバーを務めるドゥーハンはランキング3位となった昨シーズンのFIA-F2選手権を経て今年はレースに出場していないが、カナダGPのFP1でオコンに代わってA524をドライブするなど、2022年以来アルピーヌで計5回の走行経験を積んできた。
アルピーヌによると今回のテストは「TPC(旧車でのテスト)プログラムの一環」とのことで、英国エンストンのチームが開発した初代グランドエフェクトカー、A522がポール・リカールに持ち込まれる。
ピエール・ガスリーは2025年に向けてアルピーヌと3シーズン目の契約を結ぶ可能性が高いと考えられているが、もう一つのシートには様々な名前が上がっている。
ドゥーハンはその中の有力候補の一人と見られているが、顧問役としてアルピーヌに復帰したばかりのフラビオ・ブリアトーレがスペインGPの週末に、カルロス・サインツSr.と話し合っている姿が目撃されたこともあり、サインツにオファーを出したとの憶測もある。
2025年のドライバー選定についてアルピーヌのブルーノ・ファミン代表はバルセロナで、「リストは充実しており、プロセスも順調に進んでいる」と語った。