角田裕毅「細部を微調整するだけ」VCARB 01、風ニモマケズ高い一貫性を発揮
2回のセッションを共にトップ10圏内で終えた3月22日(金)の2024 F1第3戦オーストラリアGPの初日を経て角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、2日目に向けては「細部を微調整するだけ」だと述べ、VCARB 01の仕上がりに確かな手応えを得た様子をうかがわせた。
FP1では全車最多となる25周を走り込み、トップに立ったランド・ノリス(マクラーレン)に0.057秒差の5番手タイムを刻んだ。FP2でも再びトップ10に食い込み、最速シャルル・ルクレール(フェラーリ)から0.911秒落ちの10番手タイムをマークした。
いずれも同じVCARB 01をドライブする僚友ダニエル・リカルドを大きく上回った。
「初日としては、前の2レースと比べて良い形になったのは間違いないと思います。チームは準備に関して本当に素晴らしい仕事をしてくれました」と角田裕毅は振り返る。
「予選はかなりの接戦になると思うので、ちょっとしたディティールが重要になると思います。明日に向けては、細部を微調整するだけだと思います」
初日のプラクティスは共に、コース外に飛び出るクルマが多発する展開となった。路面のグリップや風の影響、コンディションはどのような感じだったのか?
「ここは海が近いので、この手の強風が吹きやすい傾向にあります。僕もちょっと危ない場面がありましたが、幸いなことにクルマにダメージを負うことなく逃れる事ができました」と角田裕毅は説明する。
「これはオーストラリアでは良くある状況ですが、それでもクルマにかなりの安定感を感じる事ができました。クルマの感触はすごく良いです」
2024年F1オーストラリアGPのFP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.381秒差をつけた。
3回目のフリー走行は日本時間3月23日(土)10時30分から、公式予選は同14時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。