公道キングのセルジオ・ペレス「かなり良いアイデアがある」後退の5番手を経て
昨年のサウジアラビアGPのポールシッター兼ウィナーのセルジオ・ペレス(レッドブル)は5番手に留まった2024 F1第2戦サウジアラビアGP初日を経て、ショートランとロングランの両方の改善が期待できる「かなり良いアイデアがある」と述べ、予選が行われる2日目に向けて自信を示した。
ペレスは「ストリート・キング」と称されるほど公道でのレースを得意としている。実際、キャリア通算6勝のうちの5勝は市街地コースで達成しており、サウジアラビアでは2022年と2023年に連覇を果たしている。
7日(木)のプラクティスではFP1こそ3番手とトップ3に名を連ねたが、気温が下がり風が強まった夜のFP2では僚友マックス・フェルスタッペン共々、後退し、ベンチマークを刻んだフェルナンド・アロンソから0.473秒遅れ、チームメイトから0.142秒遅れの5番手に留まった。
しかしながらクルマを降りたペレスは「クルマとパフォーマンスに関しては悪くないと思う。微調整が必要だけど、クルマのウインドウには満足しているし、明日のために何が必要かも理解している」と手応えを得た様子を見せた。
「どうすればクルマを速くできるかという点については、かなり良いアイデアがある。その点で上手くやればロングランでもシングルラップでもプラスになるはずだ」
「今日の出来には本当に満足しているけど、予選ですべてをまとめ上げることが重要で、それが主な目標になると思う」
「超高速のセクター1でトラフィックに遭遇すると恐ろしい事になるから、クリーンなラップを得る事が大切だ。金曜日が楽しみだよ」
また、3連覇に向けた見通しについては「兎に角、明日に向けて全てをまとめ上げる事が重要で、それが主なターゲットになると思う。どうなるか楽しみだね」と返した。
なおFP1に先立ってペレスは、24戦が並ぶ今シーズンの第2戦にして早くも今季2基目のギアボックスを搭載した。
2024年F1サウジアラビアGP初日FP2をトップで締め括ったのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)。0.230秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)を2番手に、0.331秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を3番手に退けた。
3回目のフリー走行は日本時間3月8日(金)22時30分から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。