2024年F1第2戦サウジアラビアGPの木曜2回目のフリー走行が現地3月7日に行われ、フェルナンド・アロンソが1分28秒927のベンチマークを記録し、アストンマーチンが今季初めてタイムシートのトップに立った。角田裕毅はRB最上位の11番手につけた。

2番手には0.230秒遅れでジョージ・ラッセル（メルセデス）が、3番手には0.331秒遅れでFP1最速のマックス・フェルスタッペン（レッドブル）が続いた。

アストンマーチンAMR24がバーレーンよりジェッダに適している事は確かなようで、ランス・ストロールもシャルル・ルクレール（フェラーリ）を抑えて6番手を刻み、5番手セルジオ・ペレス（レッドブル）に0.036秒差と迫った。AMR24はロングランペースもまずまずだった。

ピットレーンの排水カバーのボルトが緩んでいる可能性があるとして直前に確認作業が行われたため、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は10分遅れの開始となった。気温25℃、路面31℃と、FP1より涼しいドライコンディションの中、60分間に渡って20台が周回を重ねた。

レースシミュレーションでは依然としてレッドブルが最も高い競争力を誇っているように感じられた。ただシングルラップに関しては、3度のF1ワールドチャンピオンが最終コーナーでフロントの弱さを訴える場面があった。

FP1でミディアムとハードのみを使ったRB勢はこのセッションで唯一、ソフトタイヤのみで周回を重ねた。角田裕毅は19番手に留まった僚友ダニエル・リカルドに0.422秒差の11番手をマークした。

ルイス・ハミルトン（メルセデス）はローガン・サージェント（ウィリアムズ）に回避行動を強いたとしてスチュワードから召喚された。

フライング・ラップに取り組んでいたサージェントは低速でコースの中央を走るハミルトンとの接触を避けなければならず「危険過ぎる！」と無線で不満をあらわにした。メルセデスの真後ろにいたカルロス・サインツ（フェラーリ）も「真ん中を走るなんてハミルトンは何をやってるんだか。めちゃくちゃ危ないんだけど」と報告を上げた。

ジェッダの典型的な光景だが、トラフィックに関するドライバーの不満はサージェントに留まらなかった。アロンソは計測ラップ中に「めちゃくちゃ危険だ！」と苛立ちをあらわにし、ラッセルも放送禁止用語を交えて角田裕毅への不満を口にした。

3回目のフリー走行は、日本時間3月8日(金)22時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行2（FP2）リザルト

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