身売りが囁かれるアストンマーチンF1、 アルクトス・パートナーズに少数株を売却
アストンマーチンF1チームはF1ラスベガスGPの開幕当日を迎えた2023年11月16日、スポーツ分野で実績豊富なプライベートエクイティ(PE)、アルクトス・パートナーズに少数株を売却することで合意したと発表した。
この取引は2023年末までに完了する見通しで、フランスのプロサッカークラブ、パリ・サンジェルマンFCの少数株取得に向けて交渉中とも報じられているアルクトス・パートナーズは、チームの持ち株会社であるAMRホールディングスGPリミテッドの少数株主となる。
チームオーナーのローレンス・ストロールは「このような権威あるポートフォリオに参加できる事になり大変嬉しく思う」と述べ、アルクトスをチームの新しいパートナーおよび少数株主として歓迎すると共に、共同でチームの未来を築いていく意欲を示した。
アルクトスのマネージングパートナーを務めるドック・オコナーは、この投資によりアストンマーチンは、米国で最も成長著しいスポーツの一つであるF1におけるリーディングブランドとしての地位を強化するだろうと語った。
アストンマーチンはここ数週間、チームの完全売却に関する憶測が一部で飛び交っていた。
その意味では「我々はこの機会をローレンスおよび組織全体との長期的なパートナーシップの始まりと考えている」とのオコナーの発言は注目に値する。