ハミルトンとオコン「超感動!」鈴鹿ピットレーンでのラジコンカー対決に大興奮
F1日本GP開幕前日の鈴鹿サーキットのピットレーンでは早くもルイス・ハミルトン(メルセデス)とエステバン・オコン(アルピーヌ)による対決が繰り広げられた。F1マシンで、ではない。ラジコンカーで、だ。
最近F1にハマり始めたファンにとっては意外な組み合わせかもしれないが、オコンは2016年にメルセデスのリザーブ・ドライバーとしてハミルトンと共に英国ブラックリーの職場を共にした間柄で、2人は以前からラジコンカーでレースをしようと計画していた。
各々、自分たちのF1マシンと同じカラーリングのクルマを持ち込み、これに慣れ親しんだカーナンバーをあしらった。
この対決はハミルトンに幼少の頃の情熱を思い出させた。7度のF1ワールドチャンピオンは7歳だった1992年当時、英国のテレビ番組「Blue Peter」でラジコンカーレースに出場して優勝した事がある。
オコンとの対決についてハミルトンは「だいぶ前からエステバンと一緒に、ここにいる間にラジコンカーを使ってピットレーンでちょっとしたレースをしようって計画してたんだ」と振り返った。
「子供の頃に出たBlue Peterを思い出したよ。すごく楽しかった。だって僕らは単にレーサーってだけじゃなく、思っていた以上に共通のものがあるって事がわかったからね。こういうのって凄くレアなことだし、楽しかったよ」
「子供の頃は電動製とガソリン製の両方でレースをしていたんだ。京商(日本の老舗ラジコンメーカー)のやつだった。セナが持っていたようなクルマの進化版だね。小さかった時、僕はセナと同じクルマを持っていたんだ」
The race before the race 🎮@LewisHamilton and @OconEsteban took their remote-controlled cars out for a spin in the pit lane on Thursday!#JapaneseGP #F1 pic.twitter.com/vpqLDZ4F1X
— Formula 1 (@F1) September 21, 2023
「兎に角、楽しかったよ!」とオコンが笑顔を見せるとハミルトンは、「ふたりとも、あっちこっちでスピンしまくりだったけど、君のペースには遠く及ばなかったよ!」とオコンに対する敗北を認めた。
するとオコンは「超感動したよ!僕はたくさん練習したのに、彼は何年もやってないのに『最初はゆっくり行くか』とか言って、最初のブレーキングポイントを完璧に決めちゃってさ!」と返した。
ハミルトンが「僕の方は何度もひっくり返しちゃったけどね!足回りが少しソフトだったんだと思う」と続けるとオコンは「ああ、そうだね。君の方がセットアップがソフトだったね」と相槌を打った。