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ウィリアムズ・レーシング

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チームデータ

チーム名 ウィリアムズ・レーシング
国籍 イギリス
本拠地 グローヴ
参戦初年度 1978年
WEBサイト www.williamsf1.com
SNS instagram

ウィリアムズ・レーシング(英:Williams Racing)1977年にフランク・ウィリアムズ卿とパトリック・ヘッドにより設立されたイギリスのレーシングコンストラクター。プライベーターでありながらドライバーズタイトル7回、コンストラクターズタイトル9回を獲得するなど、フェラーリやマクラーレンと同じくF1を代表する名門チーム。同チームには伝統的に”Engineering”を大切にする文化があり、ドライバー採用面接ではその技術知識を問われるテストが行われる程。

ウィリアムズFW14を駆るナイジェル・マンセル、1991年サンマリノGPにて
ウィリアムズFW14を駆るナイジェル・マンセル、1991年サンマリノGPにて / © DPPI MEDIA

コンストラクターズ選手権10位に終わった2シーズンを経た2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが財政を直撃し、開幕を前にタイトルスポンサーのROKiTおよびメジャースポンサーのROKドリンクスが契約解除に動いた事でチーム売却のための正式な手続きを開始。2020年8月21日に米国の投資会社ドリルトン・キャピタル・マネジメントLLCが運用するファンド、BCEリミテッドへのチーム(ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング・リミテッド)株式売却が発表された

ウィリアムズ・グランプリ・ホールディングス(WGH)によると売却額は1億5,200万ユーロ、日本円にして約189億6,700万円で、第三者債務の返済および取引に掛かった費用を控除した後の現金収入は1億1,200万ユーロ(約140億円)であった。正式な手続き開始から僅か3ヶ月間という期間での契約だった。

これによりウィリアムズ家による43年体制に終止符が打たれ、創業者フランク卿とその娘クレアだけでなく、マイケル・オドリスコル、ダグラス・ラファティ、マーク・ビッドルら役員が9月3日付けで退任。サイモン・ロバーツが暫定代表を経て12月17日に正式にチーム代表に就き、これと合わせてヨースト・カピートの最高経営責任者(CEO)への就任が発表された

優勝回数に多大な貢献を果たしたナイジェル・マンセル

ウィリアムズに最多優勝をもたらしたナイジェル・マンセル
©formula1.com

これまでにウィリアムズに勝利をもたらしたドライバーは全部で16名いるが、最多優勝をプレセントしたのはナイジェル・マンセルだ。彼はF1でのキャリアで通算31勝を挙げたが、その内28勝をウィリアムズで獲得しており、ウィリアムズの成功を最も象徴するドライバーである。

  • 28勝…ナイジェル・マンセル
  • 21勝…デーモン・ヒル
  • 11勝…アラン・ジョーンズ
  • 11勝…ジャック・ビルヌーブ
  • 7勝…ネルソン・ピケ
  • 7勝…アラン・プロスト

圧倒的な強さを見せつけた1996年

ウィリアムズは1996年の16回のレースの内12回で勝利を収めた。その勝率は75%と圧倒的な強さを見せつけたシーズンとなった。この年のドライバーラインナップはデイモン・ヒルとジャック・ビルヌーブ。

歴代3位の勝利数

1977年5月のデビュー以来、ウィリアムズは通算114勝を記録している。これを上回るチームはフェラーリ(160勝)、マクラーレン(161勝)の2チームしかいない(2017年第4戦ロシアGP終了時点)

写真

左からフランク・ウィリアムズ、クレア・ウィリアムズ、ジョージ・ラッセル
左からフランク・ウィリアムズ、クレア・ウィリアムズ、ジョージ・ラッセル / © Dom Romney/LAT/Williams

1996年のF1最終日本GPで優勝しタイトル獲得を決めたウィリアムズのデーモン・ヒルと2位表彰台のフェラーリのミハエル・シューマッハ
1996年のF1最終日本GPで優勝しタイトル獲得を決めたウィリアムズのデーモン・ヒルと2位表彰台のフェラーリのミハエル・シューマッハ / © LAT Photographic

ウィリアムズのパトリック・ヘッド、2006年トルコGPにて
パトリック・ヘッド、2006年トルコGPにて / © Williams

1979年のF1オランダGPで優勝したウィリアムズのアラン・ジョーンズ
1979年のF1オランダGPで優勝したウィリアムズのアラン・ジョーンズ / © LAT Photographic/Williams F1

クレア・ウィリアムズ副代表とパディー・ロウ
クレア・ウィリアムズ副代表とパディー・ロウ / © Glenn Dunbar/Williams