2024年F1カレンダー:日本GPは4月でスプリントは6会場、史上最多24戦…3連戦3回の2連戦5回
世界モータースポーツ評議会(WMSC)での承認を経てF1は7月5日(水)、2024年シーズンのFIA-F1世界選手権カレンダーを発表した。日本グランプリはシリーズ第4戦として4月7日に鈴鹿サーキットで開催される。
2024年F1開催スケジュール
日付 | ラウンド | グランプリ | 会場 |
---|---|---|---|
3月2日 | 1 | バーレーンGP | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
3月9日 | 2 | サウジアラビアGP | ジェッダ市街地コース |
3月24日 | 3 | オーストラリア | アルバート・パーク・サーキット |
4月7日 | 4 | 日本 | 鈴鹿サーキット |
4月21日 | 5 | 中国 | 上海インターナショナル・サーキット |
5月5日 | 6 | マイアミ | マイアミ・インターナショナル・オートドローム |
5月19日 | 7 | エミリア・ロマーニャ | イモラ・サーキット |
5月26日 | 8 | モナコ | モンテカルロ市街地コース |
6月9日 | 9 | カナダ | ジル・ビルヌーブ・サーキット |
6月23日 | 10 | スペイン | カタロニア・サーキット |
6月30日 | 11 | オーストリア | レッドブル・リンク |
7月7日 | 12 | イギリス | シルバーストン・サーキット |
7月21日 | 13 | ハンガリー | ハンガロリンク |
7月28日 | 14 | ベルギー | スパ・フランコルシャン |
8月25日 | 15 | オランダ | ザントフォールト・サーキット |
9月1日 | 16 | イタリア | モンツァ・サーキット |
9月15日 | 17 | アゼルバイジャン | バクー市街地コース |
9月22日 | 18 | シンガポール | マリーナベイ市街地コース |
10月20日 | 19 | アメリカ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
10月27日 | 20 | メキシコ | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
11月3日 | 21 | サンパウロ | インテルラゴス・サーキット |
11月23日 | 22 | ラスベガス | ラスベガス市街地コース |
12月1日 | 23 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット |
12月8日 | 24 | アブダビ | ヤス・マリーナ・サーキット |
シーズンを持続可能なものとすべくF1は、物流とチーム側の負担軽減の一環としてカレンダーの地域グループ化を進めてきた。F1のステファノ・ドメニカリCEOは一度に全てを変更する事は不可能だとしつつも「可能な限り不必要な移動を避ける」べく「今後も正しい方向に進み続ける」と語った。
10月開催が定番だった日本GPをアゼルバイジャンGPを入れ替える形で4月に移動することで、序盤中東ラウンドに続くアジアラウンドを3~4月にまとめる。レース1週間前の3月30日には、日本国内初開催を迎えるフォーミュラEが東京で開催される。
TIサーキット英田(現岡山国際サーキット)で開催された1994年のパシフィックGPを除けば、F1日本グランプリが4月に行われるのは史上初となる。
ホンダモビリティランドの斎藤毅社長は、F1側から物流面での温室効果ガス削減を目指す開催スケジュールの提案があった事を明かし「持続可能な未来づくりを目指す当社のサステナビリティ基本方針にも合致」することから、4月開催に合意したと説明した。
2024年F1日本GPの観戦チケットは2023年12月10日に発売が開始される。販売はリニューアルされた公式オンラインショップ「MOBILITY STATION」のみで行われる。
重要なマーケットと見なし、中国へのサテライトオフィス設置を計画しているF1と商業権利者のリバティ・メディアは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により4年連続で中止された中国GPを第5戦として復活させた。
通常、決勝レースは日曜に行われるが、開幕戦のバーレーンと第2戦サウジアラビアではラマダン(断食月)に合わせて土曜に開催される。なお第22戦ラスベガスGPも土曜がレース日となる。
3週連続開催のトリプルヘッダーは3回、ダブルヘッダーは5回と、非常に慌ただしく、最終2戦が12月開催となることから、2021年以来最も閉幕が遅いシーズンとなる。
開幕に先立っては2月21~23日の3日間に渡って、バーレーンGPと同じ会場であるバーレーン・インターナショナル・サーキットで公式プレシーズンテストが行われる。
スプリント開催地は6箇所
オーストリア、アメリカ、サンパウロ、カタールに加え、コロナ禍を経てカレンダーに復活する中国とマイアミが新たに加わる。
開催地は計6会場で今季と変わりない。昨年、スプリントを開催したアゼルバイジャンとベルギーは来年、通常通りのフォーマットに戻される。
日付 | グランプリ | 会場 |
---|---|---|
4月19-21日 | 中国GP | 上海 |
5月3-5日 | マイアミGP | マイアミ |
6月28-30日 | オーストリアGP | レッドブルリンク |
9月18-20日 | アメリカGP | COTA |
11月1-3日 | サンパウロGP | インテルラゴス |
11月29-12月1日 | カタールGP | ロサイル |