セルジオ・ペレス（レッドブル）は「100%には程遠い」体調ながらも、F1第10戦オーストリアGPスプリントを僚友マックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でフィニッシュした。

ペレスは開幕を翌日に控えた木曜のメディアデーを「体調不良」で欠席した。ヘルムート・マルコによると風邪を患っていたという。スプリント後の会見では鼻声で質問に応じた。

完治しない状態でイベント初日のパドックに姿を見せたペレスは、3回のフライングラップで連続トラック・リミットを犯し、タイム抹消によりまさかの予選Q2敗退を喫した。

だが2日目は調子を取り戻し、コンマ5秒落ちながらもシュートアウトで2番手をマーク。スプリントではフェルスタッペンとのニアミスを経て、一時は3番手にまで後退したものの、ニコ・ヒュルケンベルグ（ハース）を交わして2位フィニッシュした。

スプリントを終えたペレスは「まだ体調が優れず、残念ながら100パーセントの状態にはほど遠い」として日曜の決勝は「厳しいレースになるだろう」とする一方、巻き返しに向けて意欲を示した。

「明日は15番手からスタートする。オーバーテイクするのは難しいだろうけど、できるだけ多く、ポジションを挽回できるようベストを尽くすつもりだ」

2023年F1オーストリアGPスプリントではマックス・フェルスタッペン（レッドブル）がポール・トゥ・ウインを飾り、僚友セルジオ・ペレスが2位、カルロス・サインツ（フェラーリ）が3位に続く結果となった。

決勝レースは日本時間7月2日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4318mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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