ルイス・ハミルトン、まさかのQ2敗退…チームの不手際を指摘
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は5月6日(土)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われたF1第5戦マイアミGP予選で13番手に留まり、まさかのQ2敗退を喫した。
W14の競争力が過度に不足していたわけではない。実際、チームメイトのジョージ・ラッセルはQ3に駒を進めて6番グリッドを手にした。7度のF1ワールドチャンピオンに一体何が起きたのか?
セッションを終えたハミルトンは、コースインのタイミングが遅れた結果、トラフィックに巻き込まれ、タイヤが適切な作動温度領域から外れてしまったのだと説明し、チームに不手際があったとの考えを示した。
「難しいセッションだった。僕らにはさほど速さがなかったから完璧なラップにしなきゃならなかったのに、リズムを掴むのは難しく、Q1では最終コーナーでタイムを失うアクシデントがあった」
「それでもクルマに良い感触を感じた瞬間が幾つかあったし、Q1終盤のラップタイムはそれほど悪くなかった」
「(Q2の)最後のランでは隊列の最後尾でタイヤに熱を入れようとしていたんだけど、最終コーナーに向けて誰もが減速する状況で、タイヤが冷えてしまい、ラップする事ができなかったんだ」
「クルマに速さがある時は右往左往せず、ギリギリのタイミングで時間をかける事ができる。その方がQ3進出の可能性が高いからね」
「でも僕らが今回、Q3に行ける可能性は五分五分だったわけで、計測のタイミングをもっと上手くやる必要があった」
「でももう終わったことだし、明日に向けて気持ちを切り替え、何ができるか考えてみるつもりだ。13番手からどこまでやれるかは神のみぞ知るって感じだね」
2023年F1マイアミGP予選はシャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュにより赤旗終了を迎える結果となり、セルジオ・ペレス(レッドブル)がポールポジションを獲得した。
決勝レースは日本時間5月8日(日)28時30分にフォーメーションラップが開始され、1周5,412mのマイアミ・インターナショナル・オートドロームを57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。