Courtesy Of Haas
ハースF1、年間30億円上乗せでレッドブル含むトップチーム水準の予算を確保か
マネーグラムとの新たなタイトルスポンサー契約によりハースの予算は今後3シーズンに渡って年間2,000万ドル、約29億6,500万円が上乗せされる可能性がある。
小規模チームのハースは財務規定が導入された2021年、そして今季ともに、上限以下の予算で全てをやりくりしていた。2023年のコストキャップは1億3,500万ドル(約200億円)と更に厳しい制限が課される。
ギュンター・シュタイナー代表はシーズン開幕を前に、トップチームと小規模チームとの予算の差について「恐らく1,000万から2,000万ドルだろう」としていた。
伝えられるところによるとマネーグラムとの契約は3年で、ハースはシーズンあたり約2,000万ドルを得る。これは23年の予算上限の15%に相当する大金だ。
つまりハースの来季以降の予算は、レッドブルやフェラーリ、メルセデスといったトップチームに匹敵するレベルに達する可能性がある。
財務規定導入以前の投資によるインフラのキャリオーバーがあるため、予算が同等という事は必ずしも同等リソースを持つという事を意味しないが、それでも原則として予算とパフォーマンスは比例する関係にあるだけに、上位との差の更なる縮小が期待される。