ウィリアムズF1、ローガン・サージェント2023年起用へ!SL要件満たせば8年ぶりに米国F1ドライバー誕生
ウィリアムズのヨースト・カピートCEOはF1アメリカGPの2日目を迎えた10月22日(土)、スーパーライセンス取得要件を満たせば2023年にローガン・サージェントを起用する意向を明らかにした。
21歳のアメリカ人ドライバーはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのFP1で公式セッションデビューを果たした。ペナルティを受ける事なく100km以上を走破した事で、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを1点加算。これにより通算ポイントを28点とした。
カピートはサージャントについて「アブダビを経て十分なスーパーライセンス・ポイントを獲得していれば、彼は来年のセカンド・ドライバーになる」と語った。
「彼はまだF2で1シーズンしか過ごしていないが、若手に関して私は、できるだけ早くF1へ送り込むべきだと考えている。下位のカテゴリーはF1マシンと比較すればトラックみたいなものだからね」
「だから、できるだけ早く彼をF1に参加させて、彼が長期に渡ってF1に留まることができるのかどうか見極めたいんだ。我々はやれると信じている」
「彼はF2での初年度に優勝を飾り、キャリアを通して予選も非常に上手い。F1参戦に向けて準備が整っているのは間違いない」
ウィリアムズはこの日、メキシコGPとアブダビGPのフリー走行でもサージャントを起用する事を発表した。更に、シーズン閉幕後のヤス・マリーナ・サーキットで行われる若手ドライバーテストでもFW44を託す。
残り2回のF1フリー走行で100kmの条件をクリアすれば、現在FIA-F2選手権でランキング3位につけるサージャントは更に2点のスーパーライセンスポイントを加算できる。またペナルティポイントなしにF2シーズンを終える事ができれば、もう2点を獲得できる。
ライセンス発給には40点が必要だ。上記のシナリオ取りに小銭を稼いでいけば、今季のF2でランキング7位以上を獲得できれば要件を満たす計算となる。
サージェントがニコラス・ラティフィの後任として来季のF1にデビューした場合、2015年のアレクサンダー・ロッシ以来、8年ぶりとなるアメリカ人F1ドライバーが誕生する事になる。
なお、フル参戦したアメリカ人F1ドライバーは、2006年から2007年にかけてトロ・ロッソでシーズンを戦ったスコット・スピードが最後だ。