Courtesy Of Red Bull Content Pool
F1ベルギー:フェルスタッペン、ディレクター指示無視で警告処分
ティム・メイヤーら4名から成るF1ベルギーGPのスチュワードはFP2での一件について、レースディレクターの指示に従わなかったとしてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を警告処分とする裁定を下した。
初日金曜2回目のフリー走行最終盤にフェルスタッペンは、先に並んでいた1台のマシン(恐らくアルピーヌ)を追い越してスタート練習を行う列に割り込んだ。そしてレースディレクターの指示に背く形で列に到着した順に練習を開始しなかった。
スチュワードはフェルスタッペンおよびチーム代表者からの聴取並びに証拠映像の確認を経て、スタート練習の手続きについて定めたレースディレクター・イベントノート第12項に従わなかったとしてフェルスタッペンを警告処分とした。
イベントノートそのものはレギュレーションではないものの、FIA国際競技規定の第12条2項1.iは「安全かつ整然としたイベント運営を目的とする競技役員の指示に対する不履行」を禁じている。
警告処分とは言え、レッドブル陣営は競技的ペナルティが科されなかった事に安堵している事だろう。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)に80点差をつけシーズン前半戦をトップで折り返したフェルスタッペンは、今週末のスパ・フランコルシャンでパワーユニット交換ペナルティを受けグリッド後方からスタートする。