ジャーナリストやファンが血眼になって喧騒のシリーシーズンを追いかける中、F1ドライバー達は海に繰り出したり、副業に精を出したりと、各々が束の間のサマーブレイクを楽しんでいるようだ。

中にはステアリングから手を外せないF1ワールドチャンピオンもいるようだが、オフの過ごし方は各々の個性が表れていて興味深い。

夏といえば海でしょ！派

ルイス・ハミルトン（メルセデス）はイギリスGPを週末に控えたロードレース世界選手権（MotoGP）のファビオ・クアルタラロと海でサーフボードを堪能。シーズン後のテストの打ち合わせを兼ねて？

出稼ぎ派

シャルル・レクレール（フェラーリ）は、イタリアの老舗ヨットビルダー、リーバ社のモデル仕事で副収入稼ぎ。若かりし日のオーランド・ブルームのようなイケメンっぷりだ。。

ランド・ノリス（マクラーレン）は自ら立ち上げたゲーム・アパレルブランド「クオドラント」のプロモーションビデオ撮影のために、ラリーカーを連れ添ってカンブリア州へ。

リア充

バルテリ・ボッタス（アルファロメオ）は恋人のティファニー・クロムウェルの教官役を買って出た。かつてニコ・ロズベルグが2007年にドライブしたトヨタエンジン搭載のウィリアムズ「FW29」を駆るプロサイクリストの画は中々にレアだ。

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は「ワンダフルでアメージングな美しき妻」ジェリ・ハリウェルの50歳の誕生日をお祝い！ 何故かチームウェアを着たままで。うーん、多忙。

真面目かっ

ひよっこ達が恋人に、海に、副業にうつつを抜かす中、ドライバーズマーケットを大混乱に陥れた41歳の大ベテラン、フェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）はひたすらカートでトレーニングに励む。

アストンマーチンとの複数年契約に関わらず、引退はまだまだ先と言わんばかりのモチベーションに感服。

突然、アロンソが去る事になったチームメイトのエステバン・オコン（アルピーヌ）は「スマホの電源切ってるんだけど、なんかあった？」としらばっくれる。

休みの時こそ慈善活動派

ミック・シューマッハ（ハース）は海を楽しみつつも、8月24日に開催されるサッカーのチャリティー試合「チャンピオンズ・フォー・チャリティー」に向けてトレーニングに取り組む。

曰く「楽しみながら同時に良いことができれば、それは最高の組み合わせ」だ。

これには師匠、セバスチャン・ベッテル（アストンマーチン）だけでなく、ミカ・ハッキネンやデビッド・クルサード、F1のステファノ・ドメニカリCEOも参加する。

トラックからグリーンへ

カルロス・サインツ（フェラーリ）はゴルフをエンジョイ。今回はランド・ノリスと一緒ではないようだ。

恋人である中国出身のプロゴルファー、へ・ムニに良いところを見せたい！とばかりに、自称ゴルフ下手のアレックス・アルボン（ウィリアムズ）もクラブを握る。

なお、F1ハンガリーGPで23号車FW44をドライブしていたのはアルボンではなかったのかもしれない。

へ・ムニはハンガロリンクで「セクター3でオーバーステア気味。もうちょっと頑張らなきゃ」と投稿。これに対してボーイフレンドは「リアのアンチロールバーを一段柔らかくしてみた？」と返し、仲の良さを見せつけた。