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米国F1テレビ放映、現行の15倍以上の権利料で最終合意との報道。AmazonやNetflixは…
F1人気が高騰するアメリカ国内における2023年以降のテレビ放映権は、現契約を持つESPNが3年の契約延長という形で勝ち取ったようだ。現行のメディア権契約と同様に、ABCだけでなくESPN系列ネットワークでの放送オプションが与えられる。
スポーツ・ビジネス・ジャーナルによると年間7,500~9,000万ドル(約101億~121億円)で合意に至ったとの事で、放映権料は現行契約の15倍~18倍に膨れ上がった。事前の複数報道では、リバティ・メディア傘下のF1側は年間1億ドルを求めていた。
現時点ではまだ正式な契約が交わされたわけではないものの、F1は24日(金)に AmazonとComcastの幹部に対して、両社の入札を受理しない旨を伝えたという。
Amazonはテレビ契約をサブライセンスとする年間約1億ドルを提示したようだが、F1側に全戦をストリーミング配信するための準備が整っていなかった。またNetflixの入札は金額的に折り合いがつかなかったという。
米国でのF1人気の高まりの背景にはNetflixのドキュメンタリー「Drive to Survive」の存在が指摘されている。驚異的な関心の高まりを受け、リバティ・メディアは米国でのグランプリ開催数を増やしてきた。
2022年にはハードロック・スタジアム周辺の仮設ロードコースでマイアミGPをデビューさせた。また2023年には11月の土曜の夜にラスベガスのストリート・サーキットでのレースが追加される。