ジル・ビルヌーブ・サーキットの舗装路面、2022年6月16日F1カナダGP
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

グリーン

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グリーン(英:green)とは、ラバーが乗っておらず、レーシングサーキットの路面のグリップが最も低い状態の事を指す。「路面がグリーンだ」のように使われる。

グランプリの週末が進むにつれてラップタイムが向上するのは、レーシングライン上の砂や埃が一掃され、その上にタイヤゴムが積み重なる事で路面のグリップレベルが向上するためだ。これは一般に「トラック・エボリューション」と呼ばれる。

常設サーキットの場合はシーズンを通して様々なカテゴリーで使用されているため、FP1が始まってからレースが終わるまでの間に少しずつ進化していくが、市街地コースなどの普段あまり使われていないサーキットの場合は劇的に変化していく。

逆に言えば週末の開始時や、雨により路面のラバーが洗い流された際などはラバーがなくグリップレベルが低い。これを「グリーン・トラック」と表現する。