2022年インディ500決勝:テレビ放送とタイムスケジュール、佐藤琢磨が挑む3度目の栄冠
2022年第106回インディアナポリス500マイルレース、通称インディ500の決勝が米国インディアナ州現地5月29日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われる。
佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング with RWR)は4列目10番グリッドから、2017年と2020年に続く自身3度目の制覇を目指す。プラクティスでは立て続けにトップラップを記録。決勝を前にした最終カーブデーでも3番手を刻んでおり、例年上に期待が高まっている。
時差は13時間。日本とは昼夜が完全に逆で、2.5マイルのオーバルコースを200周、計500マイル(804.672km)する事で争われる決勝は日本時間深夜から早朝にかけて行われる。当日のタイムスケジュールは以下。
- 10:30(日本時間23:30)…車両がグリッドに到着
- 11:47(日本時間24:47)…ドライバー紹介
- 12:18(日本時間25:18)…プレレース・セレモニー
- 12:38(日本時間25:38)…エンジン始動指令
- 12:45(日本時間25:45)…決勝スタート
インディ500の決勝は日本時間5月29日(日)24時よりGAORA SPORTSが独占生中継する。視聴には「スカパー!」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。またHulu ライブTVでもストリーミング配信される。
決勝の翌5月30日(月)午後6時15分からはNHK BS1で3時間45分に渡って「完全放送2022 インディ500 佐藤琢磨が挑む! 3度目の栄冠」と題してインディ500の決勝レースが録画放送される。実況はピエール北川、解説は中野信治。
世界最古の歴史を誇る自動車レースの一つ、インディ500が初めて開催されたのは1911年の事だった。第1回大会ではレイ・ハロウンが優勝。前回大会の2021年はエリオ・カストロネベスが通算4度目の制覇を果たした。
今年は元ハースF1ドライバーのロマン・グロージャンやNASCARカップシリーズ7度の王者であるジミー・ジョンソン、欧州ジュニアシリーズから転向してきたカラム・アイロットとクリスチャン・ルンガー、カイル・カークウッド、デヴィッド・マルカスの計7名のルーキーが初の500に挑む。
先週末に行われた予選では、2008年の500ウィナー、スコット・ディクソンが4周平均アベレージで234.046mphを記録。インディ500史上最速のポールラップ記録を更新した。過去105回の中でポールから優勝したドライバーは21名。最近では2019年にシモン・パジェノーがポールからトップチェッカーを受けている。
IMSで最多優勝を誇るのは18勝を記録するチーム・ペンスキーだが、本大会ではプラクティスを含めて目立ったパフォーマンスを示しておらず、予選最上位もウィル・パワーの11番手に留まっている。