フェルナンド・アロンソ、Q3で単独クラッシュ「本当に愚かなミス」アルピーヌに謝罪
フェルナンド・アロンソは5月28日のF1モナコGP公式予選Q3で単独クラッシュを喫した事について「本当に愚かなミス」であるとして、アルピーヌに謝罪した。
ポルティエ脇のバリアに激突したセルジオ・ペレス(レッドブル)にカルロス・サインツ(フェラーリ)が突っ込む中、2006年と2007年のモナコウィナーはその後方、ミラボー(ターン5)の壁に吸い込まれていった。
7番手で予選を終えたアロンソは「あれは僕のミスだ…」と認めて、「モナコでは例え1秒でも集中力を欠くと大きなインパクトに繋がりうる。チームには申し訳なく思っている」とアルピーヌに謝罪した。
「理想的な形でアウトラップを走れなかったから、ラップの序盤の時点で既にブレーキが冷えてたんだ。クルマの感触が悪く、準備ラップがきちんとできなかったから、プッシュし続けるべきかどうか悩んでいた」
「それでステアリングを見ていたら、ターン5でのブレーキングが遅れてしまってね。本当に愚かなミスだった」
「クルマ的にはもっとやれただろうし、少し手痛いね。今日は僕のミスだ。ラップを終える事ができなかった。ひょっとすると5番手の可能性もあったかもしれないのにミスをしてしまった」
チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーも、赤旗がなければ10番手のエステバン・オコン共々、2台揃ってより上のポジションにつける可能性があったする一方で「こういう事はしばしば起きるものだ」とも述べた。
日曜のレースは2016年以来、6年ぶりのウェットレースとなる可能性がある。抜けないモナコで後方からより上を目指す野心的なドライバーにとっては恵みの雨となり得るが、アロンソはどちらを望んでいるのか。
「もし明日雨が降ったら、セーフティーカーや赤旗が頻発して大混乱になる可能性があると思う」とアロンソ。
「雨のレースはテレビで見る分には申し分ないけど、実施にドライブする立場としてはかなりのストレスになるだろうね!」
2022年F1モナコGP予選でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール。2番手にカルロス・サインツが続きスクーデリア・フェラーリが最前列を独占した。
F1モナコGPの決勝レースは日本時間5月29日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事でチャンピオンシップを争う。