カルロス・サインツ、アップグレードの効果を実感…決勝に向けて「良い感じ」
母国レースを迎えるスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは5月21日(土)のF1スペインGP予選で2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に1000分の93秒差の3番手を刻んだ。
信頼性トラブルを経ての2列目確保だった。チーム代表のマッティア・ビノットによるとチームは初日を終えて、サインツのモノコックを交換した。
ビノットは「燃料システムから燃料漏れが起きたが、どこから漏れているのかはっきりしなかった。特定するにも時間がかかってしまうため、シャシーを変えることにした」と説明した。
優勝を狙うサインツにとって、まず立ちはだかるのはフェルスタッペンだ。レッドブルRB18は初日のロングランでフェラーリに対して1周あたり0.1秒のアドバンテージを刻んでいるが、サインツはアップグレードに手応えを得ており楽観的だ。
フェラーリはバルセロナでの週末に新型のフロアとディフューザーを投入し、マシン全体の空力性能の向上を目的にフロアと合わせてリアコーナーを調整した。
アップグレードの効果を実感「良い感じ」
カルロス・サインツ予選: 3位, FP3: 5位
全体的に3番手は悪くない結果だし、アップグレードも上手く機能しているようだし、決勝に向けてポジティブな気分だ。
ただその一方でこのクルマはリアがかなり軽く、まだ思い通りにドライブできていない。それでも何とか3番手を確保することができた。
明日のレースで攻めていく上では十分に良いポジションだと思う。全力を尽くして優勝争いに挑むつもりだ。
夜通しでシャシー交換に取り組んでくれたメカニックの皆、そしてグランドスタンドで応援してくれているファンに心から感謝してる。やってやる!
ポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。
2022年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月22日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。