フェルスタッペン、僚友ペレスの初ポール祝福…決勝に向けては「4番手からでも十分に戦える」とレッドブル
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手に留まった26日(土)のF1サウジアラビアGP公式予選を終えて、Q3で突如勃発したタイヤのグリップ不足に戸惑い、思うようにプッシュできなかったと振り返った。
2021年のF1ワールドチャンピオンはQ1で2番手、Q2で4番手を刻み、最終ラウンドでのポールポジション争いに挑んだものの、1回目の計測ラップでグリップ不足に苦しみ、コンマ8秒遅れの暫定6番手と大きく出遅れた。
更に最終アタックでもグリップを引き出す事ができず、チームメイトのセルジオ・ペレスがキャリア初のポールポジションを獲得した一方、0.261秒遅れの4番手に甘んじた。
予選を終えてクルマを降りたフェルスタッペンは「Q1とQ2は全然問題なかったんだけど、Q3はグリップが酷くてタイヤから必要なパフォーマンスを引き出せなかった」とセッションを振り返った。
「とにかく至る所で滑ってしまい高速コーナーでは思うようにプッシュできず、今日の予選は願っていたような形にならなかった」
「クルマの感触が悪いとストリート・サーキットじゃ全然攻める事ができないんだ。もちろん4番手という結果には満足してない。何が起きたのか分析するつもりだ」
「とは言え、チェコがポールポジションを獲った事からも分かるように、僕らのクルマには競争力がある。明日が楽しみだ。良いレースができることを期待してる」
「チェコは今日、ポールポジションを獲得するという最高の仕事をしてみせた。彼の事を思うと僕も本当に嬉しいよ!」
ジェッダ市街地コースでの50周のレースは、表彰台を懸けたフェラーリとの一騎打ちが予想される。
フェルスタッペンはフェラーリがロングランを消化できていない事に触れ、RB18のレースペースに手応えを得ていると明かし、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「4番手からのスタートであっても十分に戦える」と主張した。
2022年 F1サウジアラビアグランプリの決勝レースは日本時間3月27日(日)26時にスタート。1周6175mのジェッダ市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。