2021年スーパーフォーミュラ・ライツ選手権でシリーズチャンピオンを獲得した名取鉄平が、12月16日～18日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われるFIA-F2選手権の合同テストにトライデントから参加する。

F1の登竜門と位置付けられるF2の合同テストには、来季の参戦を目指してフェラーリやアルピーヌ、メルセデス、レットブルなどの育成プログラムに所属する多くの若手ドライバーが参加する。

名取鉄平はトライデントのファクトリーを訪問し、チームとのコミュニケーションやシミュレーターを使用したプログラムを既に開始。F1最終アブダビGP後に同地で行われる合同テストに向けて準備を進めている。

山梨県出身の21歳は2019年にFIA-F3選手権とユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップに参戦。1年間のヨーロッパ武者修行を経て昨年、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に闘いの場を移した。

2年目を迎えた今年はB-MAX RACING TEAMから参戦。F2経験のあるジュリアーノ・アレジと熾烈なバトルを繰り広げながら確実にポイントを積み上げ、見事チャンピオンに輝いた。

名取鉄平は「目標であるF1に向けての大きなチャンスであり、このチャンスを生かせるように今できることを精一杯行い、 テストに臨みたいと思います。 これからも応援よろしくお願いします」と語った。