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F1イタリアGP:予選Q2の危険行為でアストンマーチンとアルピーヌに65万円の罰金…マゼピンはお咎めなし
F1イタリアGPのスチュワードは9月10日(金)の予選を終えて、ピットレーン上でのアンセーフ・リリースがあったと判断。アルピーヌとアストンマーティンにそれぞれ5,000ユーロ、日本円にして約65万円の罰金を科す裁定を下した。
金曜夜の予選Q2では毎年恒例のシーンが繰り広げられた。トウを得るために誰もが互いを牽制する中、1台がコースに向かうや否や各車一斉にガレージから飛び出した事でピットレーンは大混乱に陥った。
アストンマーチンが誤ったタイミングでセバスチャン・ベッテルをファストレーンへと送り出した事でルイス・ハミルトン(メルセデス)が回避行動を強いられ、エステバン・オコンはそんなベッテルの進路を遮った。
モンツァ・サーキットでのスリップストリームは1周あたり0.7秒近いゲインがある。トウを得ることは上位グリッドの必須条件だ。
なお両者は共にQ2でノックアウトを喫し、ベッテルは土曜のスプリント予選に向けて11番グリッドを、オコンは14番グリッドを獲得した。
なお予選Q1でロバート・クビサ(アルファロメオ)を故意に妨害した疑いがあるとして、ニキータ・マゼピン(ハース)に関する審議も行われたが、スチュワードはお咎めなしの裁定を下した。
混雑を防ぐべく、FIAはアウトラップを規定時間(1分43秒)以内で走行する事をルールとしていた。マゼピンはこのガイドタイムから22秒遅いタイムでアウトラップを走行していたものの、スチュワードはスロー走行中の前走車に前を阻まれたとのマゼピンの説明を認めた。