ハイパーカー発表の兆し? フェルナンド・アロンソ、2021年ル・マン24時間でアルピーヌF1をドライブ
かつて2018年と2019年にトヨタと共に2度に渡って伝統の耐久レースを制したフェルナンド・アロンソが、2021年8月21日~22日に開催される第89回ル・マン24時間レース前に行われるパレードでアルピーヌF1マシンをドライブする事が決まった。
現行マシンでの走行はF1レギュレーションで厳しく制限されている事から、アロンソがステアリングを握るのは2021年型F1マシン「A521」のリバリーをまとった旧ルノーF1となる見通しだ。
またこの特別な”アルピーヌ・パレード”には、前戦F1ハンガリーGPで初優勝したチームメイトのエステバン・オコンも参加。アルピーヌA110 GT4をドライブする。またマヌ・ギグーはA110ラリーを、ピエール・ティリエはA470 LMP2を、そしてアルピーヌのローラン・ロッシCEOはA110Sを走らせる。
アルピーヌは今年、旧レベリオンR13LMP1マシンを「Alpine A480」へと流用してFIA世界耐久選手権に参戦しているが、昨年までの非ハイブリッドLMP1車両の参加が認められているのは今季限りだ。
アルピーヌの2021年のWECプログラムはシグナテックチームがアルピーヌと共に将来のハイパーカープログラム(LMH)への参戦を視野に入れて進めているもので、今回のパレードイベントに際して来季ハイパーカー参戦が発表されるのではとの見方が強まっている。
LMHにはトヨタが「GR010 HYBRID」で、グリッケンハウスが「007LMH」で既に参戦を開始しており、来年はこれにバイコレスとプジョーが続く事が決まっている。また、2023年にはフェラーリ、ポルシェ、アウディが加わり、更にはキャデラックとランボルギーニの参戦も取り沙汰されている。
第89回ル・マン24時間レースはFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦として8月21日~22日に全長13.626kmのル・マン24時間サーキット(サルト・サーキット)で開催される。