マウリツィオ・アリバベーネ
人物データ
名前 | マウリツィオ・アリバベーネ / Maurizio Arrivabene |
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国籍 | イタリア |
出身地 | ブレシア |
生年月日 | 1957年03月07日 / 67歳 |
マウリツィオ・アリバベーネ(Maurizio Arrivabene)は、2014年末から2018年末までスクーデリア・フェラーリのチーム代表及びマネージング・ディレクターを務めた人物。2021年7月1日よりセリエAの強豪ユヴェントスFCの経営トップを務める。
1957年3月7日にイタリアのブレシアに生まれた。イタリア国内外で20年間に渡ってマーケティング及びプロモーション業務に携わった後、1997年にフィリップ・モリスに入社。副社長職等を経て2007年にマールボロのブランドアンバサダー(広告宣伝責任者)に就任すると、2010年以降はF1コミッションにおいてスポンサー陣の代表者としても活躍した。
フィリップ・モリス時代にフェラーリとのパートナーシップに深く携わった事もあり、マルコ・マティアッチの後任として2015シーズンよりチーム代表としてフェラーリを指揮するも、自身をチーム代表に指名したセルジオ・マルキオンネ会長の死去を経て、チャンピオンシップ敗北の責任を問われる形で権力闘争に破れ、2019年1月7日にチームを離脱する事が発表された。後任はマッティア・ビノット。
マラネロから去ったアリバベーネはその後、ユヴェントスの大株主であるエクソールから推される形で2018年10月25日の取締役会でユヴェントスの取締役に選出されると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる経営立て直しのために2021年に経営トップに選出された。
アリバベーネは2012年より社外取締役を務め、2015年までは統制・リスク委員会および指名・報酬委員会のメンバーに名を連ねるなど、古くからユヴェントスとの関係を築いてきた。
イケメンのちょいワル代表
フェラーリチーム代表に就任してすぐの2015年2月、F1プレシーズンテストが行われているバルセロナ-カタルーニャ・サーキットの観客席からリザーブドライバーのエステバン・グティエレスらとともにテストの様子を眺めている写真がSNS上に掲載された。
当時話題になっていたバーニー・エクレストンの「グリッドに入ることができるパスは、セレブや著名人、あるいは、すごく華やかな女性のために使われるべきだということを気にとめておいて欲しい」という発言に対する反対の意思表示であり「パドックにファンが近づけないようにしたとしても、自分たちからパドック外のファンに近づくことができないわけではない」と言ってのけた。