ハースF1、シューマッハとマゼピンの愛機となる新車「VF-21」を3月頭に発表
ハースF1チームは25日、ミック・シューマッハとニキータ・マゼピンのデビューイヤーを支える2021年型マシン「VF-21」を3月4日に発表すると明らかにした。これで全10チーム全てのローンチ日時が決定した。
発表はライバルチーム同様にオンラインで行われる。発表されるのは新車のリバリーのみと見られる。英国現地午前8時、日本時間17時にリリースが予定される。
2年連続でコンストラクター・ランキング9位に終わったハースは今年、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのベテラン勢を一挙に放出。FIA-F2選手権でチャンピオンに輝いたシューマッハと同5位のマゼピンと契約を結んだ。
競争力を回復してミッドフィールドのトップを争いたいところだが、レギュレーションによる開発制限と流動的な世界情勢を背景に、抜本的な立て直しは新規約導入の2022年を待たざるを得ず、ハースF1チームにとっては我慢の一年となる事が予想される。
期待の一つは昨年競争力不足に苦しんたフェラーリ製F1パワーユニットの改善だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でフェラーリの担当エンジニアの渡英が困難である事から、バーレーンテストまでエンジンに火を入れる事ができない状況となっている。
なおフェラーリとの協力関係はこれまで以上に強固となり、マラネッロから敏腕シモーネ・レスタがテクニカルディレクターとしてハースに出向している。