レッドブル・ホンダのレーシングスーツを着用したユーリ・ビップス
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルとアルファタウリ、F1トルコGPでユーリ・ビップスをリザーブに任命

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ホンダ製F1パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリは、イスタンブール・パークで開催される11月13-15日のF1第14戦トルコGPで、育成傘下のユーリ・ビップスをリザーブドライバーに任命した。

マックス・フェルスタッペン、アレックス・アルボン、ピエール・ガスリー、ダニール・クビアトのいずれかに不測の事態が発生した場合に代わりにレースに出走するのがリザーブドライバーの役割だが、F1参戦経験のないエストニア出身の20歳がいきなりレースに出場する姿はイメージできない。

本来であれば控えはセバスチャン・ブエミとセルジオ・セッテ・カマラの役務だが、経験豊富なブエミはTOYOTA GAZOO Racingと共にFIA世界耐久選手権(WEC)の今季最終戦バーレーン8時間に参戦しなければならない。

B-Max Racingから全日本スーパーフォーミュラに参戦するセッテ・カマラもまた、週末にオートポリスでのレースが控えていたが、急遽松下信治が代役を務める事が発表された。「流動的な状況」が理由として挙げられているが、現時点ではハッキリしない。いずれにせよ、チームによると両者は都合がつかないとの事だ。

ユーリ・ビップスは今年、チーム無限からスーパーフォーミュラに参戦する予定であったものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックを巡る渡航制限が足かせで渡日できず、笹原右京が代わりにステアリングを握っている。

ただし全くレースをしていないわけではなく、怪我のために欠場を強いられたショーン・ゲラエルに代わり、スパ・フランコルシャンでの第7ラウンドよりDAMSからFIA-F2選手権に参戦。ムジェロでのスプリントレースでは3位フィニッシュを飾り、エストニア人として初めてF2の表彰台に上がっている。

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