マクラーレン:別仕様で戦ったサインツとノリス「空力アップグレードはまだ最適化できていない」
マクラーレンはニュルブルクリンクで行われたF1アイフェルGPの2日目に、カルロス・サインツのみに新しい空力アップグレードを投入したが、走行時間が60分と限られていたために十分な検証と評価を行う事が出来ず、予選では旧スペックを走らせたランド・ノリスが8番手につけた一方、サインツは0.251秒遅れの10番手に留まった。
アンドレアス・ザイドル代表は「カルロスのマシンに幾つかエアロダイナミクスのアップデートを投入したのだが、走行時間が限られていたため、現時点ではまだ最適化する事が出来ていない」と説明した。その一方で、8-10のポジションは入賞を狙うに十分であるとして、決勝でのダブルポイントを誓った。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 |
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7 | オコン | ルノー | 1:27.086 | 1:26.364 | 1:26.242 |
8 | ノリス | マクラーレン | 1:26.829 | 1:26.316 | 1:26.458 |
9 | ペレス | レーシングポイント | 1:27.120 | 1:26.330 | 1:26.704 |
10 | サインツ | マクラーレン | 1:27.378 | 1:26.361 | 1:26.709 |
マクラーレン:F1アイフェルGP予選
カルロス・サインツ予選: 10位, FP3: 13位
新しく持ち込んだパッケージを試す時間が昨日取れなかったせいで、今日は本当にチャレンジングな1日だった。FP3だけじゃ十分にセットアップを突き詰める事ができず予選で苦しむ事になってしまった。セッションを通して改善出来たけど、マシンはまだ最適な状態に仕上がっていないように感じる。
別スペックを走らせたもう一台のマシン(ノリス)は僕よりも少し良いパフォーマンスが引き出せているみたいだから、念入りに分析する必要がある。目指すは、できるだけ早く新しいパーツを最適化する事だ。もっと走り込む事でそれを達成したいところだね。
ポイントが獲得できるのは明日だ。移り変わる天候の影響で興味深いレースになるだろうから、明日は空に注目だ。
ランド・ノリス予選: 8位, FP3: 6位
今日はできる限りの事を全てやり切れたと思う。これ以上は引き出せなかった。8番手という結果には少しガッカリしている部分もあるけどね。マシンの感触は比較的良かったし、重要なのはこの前のソチよりも良かったという事だ。
予選ではもう少し力を発揮できると思っていたけど、そうはならなかった。でも全体的には悪くない1日だった。明日は天気の影響でトリッキーな1日になりそうだね。何ができるか考えてみるよ。
僅か60分間の練習走行を経て行われた予選では、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が僚友ルイス・ハミルトンを2番手に抑えてポールポジションを獲得。セカンドローはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)という結果となった。
2020年 F1アイフェルグランプリ決勝レースは、日本時間10月11日(日)21時10分にスタート。1周5148mのニュルブルクリンクを60周する事でチャンピオンシップを争う。