ムジェロ・サーキットを走行するメルセデスW11、2020年F1トスカーナGPフリー走行
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メルセデス:ミスを許さず体力的要求が強烈なムジェロ「過去最強にきつい…でも本来はこうあるべき」

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メルセデスAMGペトロナスF1チームは9月11日(金)に行われた2020 F1第9戦トスカーナGPの初日プラクティスで、バルテリ・ボッタスがトップタイムを連取。ルイス・ハミルトンはFP1で4番手、FP2で2番手につけた。

F1初登場のムジェロ・サーキットはコース一面がグラベルに囲まれているため一切のミスが許されない。また、低速コーナーがサン・ドナート(ターン1)の1箇所しかなく、エンジン全開の超高速コーナーが連なるため、休む暇がない上に体力的要求が非常に激しい。

初日を振り返ったハミルトンは、体への負荷が「過去最大級」である事を認め、ボッタスは「身体的に厳しい上にミスできる余地も殆どないが、これが本来のあるべき姿だ」と主張した。

FP2のボッタスと3番手マックス・フェルスタッペンとのギャップは0.246秒と、タイムシートとしてはレッドブル・ホンダが背後にまで迫っているが、エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは「ライバルよりもストレートで若干遅いように思うがペース的には問題ないようだし、デグラデーションという点でも高い競争力があるように思う」と語った。

順位 ドライバー チーム タイム
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:16.989 28
2 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:17.196 +0.207 29
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:17.235 +0.246 25

Mercedes:F1トスカーナGP初日

バルデリ・ボッタスFP2: 1位, FP1: 1位

今日はすごく楽しかった。ラップ序盤の高速シケインと第2セクターはただただ驚くばかりで、そこでのマシンの感触はかなり良かった。最初のセッションで酷いアンダーステアが出ていたんだけど、変更を加えて挑んだFP2でも場所によってはまだアンダーが出ていた。とは言っても幾らか改善はしていたし、マシン的にもドライバー的にも、まだまだラップタイムを縮められると思う。

このコースが身体的に最も厳しいコースの1つである事は間違いないね。その影響をハッキリ実感するにはレースディスタンスを走ってみる必要があるけど、今日の時点で既にキテるから、日曜は誰にとってもタフなレースになるだろうね。それにミスできる余地も殆どないから余計にハードだ。でも本来はそうあるべきなんだと思う。

ルイス・ハミルトンFP2: 2位, FP1: 4位

ムジェロはかなり強烈だと言わざるを得ないね。すごく速くてチャレンジングで驚くべき経験だった。僕は大好きだね!ラップ中には一息つく暇が一切なく、これまでに経験してきた中でも最も肉体的な負荷が大きいコースの1つだ。

今日は限界までプッシュしようと試みてみたけど、幾つかのセクションに改善の余地がある。最終セクターは上手くいったけど、第1・第2セクターはバルテリ(ボッタス)とマックス(フェルスタッペン)の方がかなり速かったから、まだまだ引き出せるものがあるはずだ。そのためにも変えていかなきゃならない部分があるし、今夜はデータを分析して明日に向けて改善していきたい。

タイヤのフィーリングと挙動は良かったけど、特に6、7、8、9の高速セクションでのマネジメントは難しくなりそうだ。


F1トスカーナグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月12日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってムジェロ・サーキットで開催される。ムジェロでのF1グランプリは史上初。コースの詳細はムジェロ・サーキットを参照されたい。

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